
イエッティ(ietty)という賃貸不動産を探してくれるサービスがあります。
このサービスは、不動産屋に出向いていって目の前にいる担当者へ賃貸物件を探してもらっているのが、直接対面ではなくチャットに替わったようなサービスです。
このサービスには良い点も悪い点もありますので、このコラムでは、実際の物件探しに使ってみたその感想をご紹介致します。
目次
イエッティはどんなサービス?
イエッティとは、オンライのチャットで、やり取りをしてこちらが希望する賃貸物件を探してもらうサービスです。
【その特徴】
・チャットで相談できるのでわざわざお店まで出向く必要がない。
・メールで電話じゃないので、情報がリアルタイム。
・費用は一切かからず無料で使える。
・持ち込み物件も対応可能。
・スマホアプリもある。
スタートするステップ
チャットでのやり取りから、物件を探すサービスには「イエプラ」というサービスもあり、内容は非常に似ています。
イエッティ(ietty)のメリット・デメリットは?
色々なところで言われているイエッティのメリットとデメリットを挙げてみます。
【イエッティのメリット】
・チャットに既読機能がある
・希望に沿った物件を提示してくれる
・契約を締結するまでの費用は無料
・チャットでのやり取りのレスポンスが非常に早い
・細かい質問に対しても結構回答してくれる
・取扱い物件数が多い
・掘り出しもの案件がある
・未公開物件がある
・仲介手数料、敷金礼金、家賃の割引交渉に応じてくれる
【イエッティイエブラのデメリット】
・チャットでも営業感はやはりある
・物件探し、内見、契約とその度に対応する人が変わるので、対応に一貫性がない
・自分で物件を探すことはできない
・チャットでのやり取りで見当違いな回答がくることがある
イエッティ(ietty)実際に使ってみた感想!
イエッティを実際に使ってみた感想を、色々なところで言われているメリット・デメリットが本当かどうかという観点で書いています。
【イエッティ(ietty)の良い点】
→これはあります。
こちらがチャットしたものが既読かどうかが分かります。
LINEと同じですね。
自分の発言が既読かどうかが見えるのは、気持ち的に良いです。
→実際にレスポンスは早いです。
住みたい駅、部屋の広さ、間取り、駅から距離、家賃、鉄骨、階数をなどの条件をチャットすると大体5~10分で複数の物件を提示してくれます。
レスポンスは十分なスピードだと思いますが、同業他者のイエプラと比較すると遅いです。
→出してくれるときと、そうでない時があります。
こちらの要望の出し方と、担当者の質によって違ってきます。
細かい条件を設定すると、希望にではない物件を提示してくるこがあります。
この場合、「ご希望の条件にあう物件が今ないので、条件を広げるかまたはこの条件の物件が出たら至急連絡しますが、いかが致しましょうか」といった進め方をして欲しいところですが、それはなく、だた合わない物件を紹介してきます。
話しの進め方はこちらがリーダーシップを取って進めないと、うまくいかないと思いました。
→これは本当に無料です。
→質問に対しての回答は早いです。
この物件の仲介手数料は値引きできますか?壁は薄くないですか?その物件はアフターサービスはどこがやるんですか?洗濯機置場のスペースは何センチですか?内装のリフォームされていますか?などの質問にも分かるものは10分程度で回答がきます。
分からないものは、確認しますと回答がきて、それから2~3日後に回答が来たり、内見の際に確認してくださいと言われる場合もあります。
→かなり答えてくれますが、分からないこともあります。
使っているデーターベースに記載のあることは、直ぐに回答してくれるのだと思います。
その部屋はどれくらい空いていたのですか?と聞いた2ヶ月程ですと回答をもらいました。
2ヶ月空いているというのは、家賃交渉成功の可能性が出てくるので貴重な情報です。
この点は、データベースに書かれている情報に左右されるのでしょう。
→とにかく交渉してみると、交渉可能な物件を出してくれます。
そして、そこにこだわると対象物件が減るので、その辺は自分の判断です。
仲介手数料、敷金礼金無料などを行っている「いい部屋ネット」などの取扱物件があれば、それは同じように適用されます。
物件を絞りこみ、入りたい部屋の値引き交渉をしたときには、断られたこともありました。
【イエッティ(ietty)のデメリット】
→これは本当です。
→これは本当です。
チャットで内見を申し込んだとき、家賃は銀行引き落としができるか?24時対応のアフターサービスはあるか?を確認しておいて下さいとお願いしたところ、当日に内見担当者へその件を尋ねると、全く伝わっていませんでした。
チャット担当者と内見担当者は連絡は取れていないことが多いです。
内見担当者は、物件と約束の日時しか関与しないという印象です。
→これは出来ません。
あくまで、自分の希望条件をを伝えるだけで、自分で検索は出来ません。
→あります。
「内見の日時を確認してください」と言ったら、「はい、予約をして対応致します」と回答が来たりしました。(笑)
話しが噛み合わない。
チャットでの会話は結構難難しいですね。
自分が言いたいことをちゃんと整理してからポイントを絞って伝えないと、相手はコミュいケーションのプロではないので、上手くいかにことがあります。
それから、iettyはAIも導入しているので、その性能によって会話がおかしくなるケースもあると感じます。
イエッティ(ietty)の口コミ
イエッティの口コミを拾ってみました。
不動産業者の口コミは悪いほうが多いのですが、イエッティは良いほうが多いです。
このタイプのサービスはオトリ物件がないのが素晴らしいところです。
不動産屋の口コミが悪いものばかりなのは、基本的に騙し体質があるので、利用者が納得して気持ちのよい形で契約にこぎつけるケースが少ないためです。
センチュリー21との提携
イエッティは2017年3月31日に、不動産大手のセンチュリー21・伊藤忠商事から2億5000万円の資金調達をした。
これを機にセンチュリー21と提携して全国展開をしていくそうです。


センチュリー21や伊藤忠商事がもつブランド力や、900店舗以上のセンチュリー21加盟店ネットワーク、iettyの持つデジタルマーケティングやオンライン接客・AI活用の知見を融合し、同社サービスの認知度向上や全国展開を進めるとともに、加盟店の売上拡大を目指すとしている。
by CNET Japan
2018年2月時点では、まだ対応エリアは関東・関西の一部だけなので、その効果は見えませんが、今後のサービスレベル向上に期待したいですね。
AIの性能が上がれば、それだけ物件紹介精度・スピードともに上がるので、サービス品質は良くなるでしょう。
まとめ
イエッティの使った感想を次にまとめます。
・希望物件に対する適切な物件提示はそれなり良い
・物件の情報量は結構多い
・内見を迫られるけど、それほどしつこくない
イエッティは使う価値は十分あるし、良いサービスだと思います。
しかし使い方にはコツがあり、こちらの意志を明確に全て伝えることが重要です。
普通だとい言いづらい、仲介手数料、敷金礼金、家賃などの値引き交渉もダメ元でハッキリと依頼すると良いです。
チャットなので、言ったもん勝ちできなところがあります。
不動産情報サイトで物件を探したり、リアル店鋪へ出向いたりしながら物件を探し、それと平行してイエッティでも物件を探してもらいながら、他の不動産情報サイトで気に入ったものがあったらチャットで空き状況を確認してもらうというようなハイブリットな使いかたであれば絶対に利用すべきサービスです。
確実に良い物件に出会える可能性が高まります。
しかし、イエッティだけで探そうとすると、若干心もとない気がします。