
昨年大ヒットした映画「君の名は。」のアニメ監督、新海誠氏の「新海誠展」が開催されていますね。
東京には11月11日から、東京・六本木の国立新美術館で開催されます。
同展は既に、静岡、大岡信じことば館で始まり、現在、長野・小海町原美術館(10月29日まで)を巡回しています。
国立新美術館では、展示面積を2千平方メートルと今までと比較して、大規模展になるらしいです。
・デビュー以来の6作品の映像を観賞するコーナー。
・原画・絵コンテの制作過程を見られる。
・各作品の共通モチーフ・テーマに焦点を当てて作品を読み解く。
・映像制作の舞台裏。
・CG技術。
・監督のふるさと、長野県小海町の取材映像。
・世界各地で、どのように受け止められているか。
・初期の短編やCM映像。
・展示数は千点を超える。
・音声ガイドは「君の名は。」で主役を務めた、神木隆之介が担当。
※新海監督も「彼の声でどういう解説がなされるのかを楽しみにしている。」と語っている。
これだけあると、全部みるとヘトヘトになるだでしょう。
大岡信ことば館(静岡)2017年6月3日(日)~ 8月27(日)
小海町高原美術館(長野)2017年9月2日(日)~ 10月29日(日)
国立新美術館(東京・六本木)2017年11月11日(日)~ 12月18日(月)
札幌芸術の森美術館(北海道)2018年1月3日(水)~ 2月25日(日)
北九州市漫画ミュージアム(福岡)2018年7月21日(日)~ 9月24日(月)
全国巡回予定
★ネタバレ注意です!
展示内容は、映画制作の裏舞台が「これでもか」と露出しまくりな内容になっていますので、新海監督の内側を見たくない方はいかない方が良いかもしれません。
新海誠展で体験できること
・絵コンテ、原画、セリフなどが多数、映像、音声で展示してあるので、楽しい。
・全部で千点程の展示なので、だいたい3~5時間はかかりクタクタになる。
・絵コンテビデオ映像は「へぇ~こうやって構成していくんだ~」と、映画ができるプロセスが見えてしまうのが感動もの。
・新海監督が、今まで磨き上げてきたその軌跡が語られている図録はお宝になるでしょう!
・新海監督がスタッフ向けに書いた「趣意書(映画の狙い)」が掲載されているのですが、作品に込められた根底にある意図が丸裸になる。
・修正依頼が入った原画。
その言葉の使い方に醸し出される想像力に感動する。ファンには垂涎モノである。
・映画で流れたOP動画!これ最高。
映画で流れた2分間のOP映像がある。必見。
・2014年に開催された新海誠展のグッズが、まだ売っているのは感動。
【注意点】
・写真撮影全面禁止
やっと、東京に来てくれますね。
地方でやっているのを待てずに見に行ってしまう方もいるみたいですね。
ほしのこえから君の名は、までの歴史を辿りながら、作品の背景に込められている思い、意図を詳細にたぐっていくような感覚になります。
そして、そのにある世界観にどっぷりと浸ることができますね。
自分の頭の中に、映画制作のプロセスにある、物語の輪郭が浮き上がってくるのです。
「新海誠展」は是非行きましょう!