エドワード・スノーデンという人物について、今彼は何をしているのか?を知りたい方は多いのではないでしょうか?

 

アメリカの国家安全保障局(NSA)と中央情報局(CIA)の元局員であり、NSAで行われていた違法・違憲な情報収集行為(とりわけ個人情報)を世界に暴露した人です

 

名前:エドワード・ジョセフ・スノーデン
生年月日:1983年6月21日
出身地:アメリカ合衆国ノースカロライナ州 エリザベスシティ
住居:ロシア(滞在場所非公開)
国籍:アメリカ合衆国

元NSAシステム分析官

現在はネットを使った講演活動

 


スノーデン氏のNSAの活動内容暴露の経緯

 

CIAやNSAの職員として勤務する中で、アメリカが国家首脳のホットライン、全世界でかわされる一般人の世間話まで、ありとあらゆる情報を収集・監視していることを知ってしまったスノーデン氏は、この行為は憲法に違反する行為であるという思いに耐えきれなくなり、NSA時代の給与20万ドル以上(2400万円以上)にものぼる、高い待遇だった職を蹴って情報公開をする決断をしたのです。

 

その内容はNSAのコードネームPRISMという米国NSAの国家規模の監視プログラムの存在を世間に暴露しました。

 

具体的にはインターネットや携帯電話のネットワークでやりとりされる膨大な情報を様々な方法で傍受・解析し、ありよあらゆるターゲットについての個人情報を収集していたプログラムです。

 

PRISMとは
PRISM(プリズム)とは、アメリカ国家安全保障局(NSA)が2007年から運営する、極秘の通信監視プログラムである。

正式名称はUS-984XN。

コードネームは、名前の通りプリズムにちなむ。

Microsoftの「So.cl(英語版)」(ソーシャル)、Google、Yahoo!、Facebook、Apple、AOL、Skype、YouTube、PalTalkの、合わせて9つのウェブサービスを対象に、ユーザーの電子メールや文書、写真、利用記録、通話など、多岐に渡る情報の収集を意図している。

 

2013年6月6日
ガーディアンとワシントン・ポスト両紙が、当時NSA勤務者だったエドワード・スノーデンからの証言による調査報道によって、存在が明らかとなり、アメリカ合衆国連邦政府筋もこの機密計画の存在を認めた。

 

スノーデン氏の協力者

この情報公開は、スノーデン氏が単独で行ったわけではなく、イラク戦争やグアンタナモ収容所で何が行われていたかの詳細を、ドキュメンタリー映画に撮ったことで、国家の監視対象にマークされていたローラ・ポイトラス監督とジャーナリストであるグレン・グリーンウォルド氏の強力を得て行われました。

 

グリーンウォルド氏は、スノーデン氏の告発を最初に記事にしたジャーナリストで、以前はCIAやNSAについての情報を主に取り扱っている人物であったことから、スノーデン氏が目を付けていた相手であり最初に暗号化した告発の情報提供メールを送った先でもあった。

 

そのメールを受けた時、グリーンウォルド氏は多忙のため手が離せない状態だったため、そのメールをスルーしてしまった。

 

スノーデン氏は直ぐにターゲットを変更し、ポイトラス監督にメールを送り、ポイトラス監督からグリーンウォルド氏に声をかけたという流れでこの告発劇までたどり着いたのです。

 

 

NSAとは?

 

世界最大の情報機関、NSA。
海外の通信の傍受や分析を行い、3万人が働いていると言われています。

 

 

1999年まで存在まで否定されていた組織があります。
それが、NSA(米国防総省国家安全保障局)です。

 

NSAは、他国の暗号解析・通信傍受とともに、米国の通信が傍受されないために、各種活動しているとされますが、詳細は不明です。

 

FBIやCIAとは別の組織で、電子スパイ活動を行います。

 

陸軍安全局、海軍、空軍の通信情報機関に対して監督権を持つ。

 

本部はメリーランド州フォート・ジョージ・C・ミード陸軍基地内(または、イギリスに心臓部があるとも言われる)です。

 

活動はシギント(信号傍受によるスパイ行為)が中心です。

 

 

合衆国政府が自国民にスパイ活動することは違法ですが、他国の情報収集は違法ではありません。

そこで、他国間でお互いのデータを交換し、自国の情報を得ようとする

 

 

 

1952年11月4日に設立された国家安全保障局(NSA)は国家情報長官によって統括されるインテリジェンス・コミュニティーの中核組織のひとつであり、海外情報通信の収集と分析を主な任務としている。

 

 

海外信号諜報情報の収集活動に関して、計画し指示し自ら活動を行い、
膨大な量の暗号解読を行なっている。

 

 

また、合衆国政府の情報通信システムを他国の情報機関の手から守ることも重要な任務であり、ここでも暗号解読技術が鍵となる。

 

 

アメリカ中央情報局(CIA)がおもにヒューミント(Humint、 human intelligence)と呼ばれるスパイなどの人間を使った諜報活動を担当するのに対し、NSAはシギント(Sigint、signal intelligence)と呼ばれる電子機器を使った情報収集活動とその分析、集積、報告を担当する。

 

シギント活動を中心にCSSの協力により、合衆国の各情報部と連携して活動を行っている。

法律によって「NSAは中将によって指揮される」と規定されている。





映画シチズンフォー

告発~亡命のストーリーやスノーデン氏の容姿、発言については、ポイトラス監督が「シチズンフォー/スノーデンの暴露」という映画を撮り、2015年には第87回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞しています。

 

しかし、アメリカって凄い国だと思います。

 

国家反逆罪が問われている人を描いてキュメント映画を撮ってしまう監督がいて、さらにはその作品が賞をとってしまうというのは、本当にダイナミックです。

 

 

『シチズンフォー スノーデンの暴露』予告編 - YouTube

 

告発~亡命までの経緯

この告発記事に続いて、自分の身分を明かす記事が掲載された時、スノーデン氏は香港にいました。

 

この「情報漏洩」によって「連邦諜報活動取締法違反」などの容疑を掛けられることになって、アメリカには戻れなくなりました。

 

最初はアイスランドなどの、幾つかの国への亡命を希望していましたが、香港からモスクワ市内にあるシュレメーチエヴォ国際航空へ到着した後、米によるパスポート執行手続を受けて移動を阻まれ、ロシアへ一時的に滞留することになりました。

 

ロシアで足止めを食らったのですが、そのロシアが、スノーデン氏を外交カードの一つとして使うという瞬時の判断によって、ロシアは亡命を受け入れたのだと思います。

 

この時はスノーデン氏の選択肢はロシアが握っていた事になります。

 

そして、2014年に3年間の滞在延長期間が認められたため、まだロシアにいます。

 

 

 

亡命後の活動

スノーデン氏の生活は特に隠されているわけではなく、公式Twitterアカウント(@Snowden)の更新も今現在も行われています。

 

2014年にはTEDにまでテレプレゼンス・ロボットで出演しています。

インターネットにおける監視と自由について語っています。

 

 

スノーデン氏は、自分の所在を明かさず自分はインターネット空間に住んでいると発言しています。

 

このスノーボットでプリンストン大学を2度も訪問しており、ニューヨークのイベントにも参加しています。

 

映画「シチズンフォー」のポイトラス監督とも再開をしています。

 

スノーデン氏には年間50件を超える講演の依頼があり、その講演は「公益のため」を意図して行っていて、2万5000ドル(約250万円)以上のお金が集まるのです。

 

多くの人が想像する「亡命生活」とはかけ離れた自由な生活を送っているように見えます。

 

尚、ロシアの手先になってしまっているのでは?という疑惑も生まれていますが、ロシアの諜報機関(FSB)の接触は受けたが、寄稿でもプーチンを批判しているし、それを強く否定しています。

 

ロシアで死ぬつもりはないとの発言もしており、アメリカに戻りたいという意志が伺えますが、ドナルド・トランプ氏が大統領になった今は、その可能性の扉はとじていると言ってもいいでしょう。

 

司法長官エリック・ホルダー氏がは2013年当時にはノーデン氏のことを「国家反逆者であり、ただちに逮捕すべき」と言っていました。

 

しかし、2016年5月になって「スノーデン氏の行動は、議論を巻き起こすきっかけとなるパブリック・サービス(公的な行い)だった」と発言していおり風向きは変わりましたが、その年にはドナルド・トランプ氏が大統領になりました。

 

しかし、今後のスノーデン氏を応援する世論の流れが後押ししてくれれば、もしかしたら恩赦等の措置が取られる日が来るのかもしれません。

 

 

2017年2月の話ですが、スノーデン氏にもピンチが訪れました。

 

2月10日、プーチン大統領がNSA元局員であるエドワード・スノーデンをトランプ米大統領に「お土産」として引き渡すことを検討しているということが明らかになりました。

 

1月にはロシア在留許可が2020年迄延長されたと言われていましたが、その翌月の話です。

 

最終的には、この話はなくなりました。

 

 

 

スノーデン氏の生い立ち

・病気療養を理由にボルチモアの高校を退校

 

・General Educational Development(中等教育修了証)を取得

 

・メリーランド州のアン・アランデル・コミュニティカレッジ(単科大学)に入学してプログラミングなど計算機科学を専攻

 

・この時に学んだ知識が後の立場に繋がったとみられるが、卒業はしておらず途中で大学を離れたと見られている。

 

 

スノーデン氏の彼女

 

スノーデン氏は彼女とロシアで同居しています。

 

ロシアへ亡命したときは、アメリカへ置き去りにした状態になりましたが、彼女がロシアへの向かったのです。

 

彼女の名はリンジー・ミルズさんというダンサーです。

 

 

 

 

スノーデン氏は日本に滞在していた

 

スノーデン氏は日本に滞在していた時代があります。

 

NSAの仕事を請け負うコンピューターのデルの社員として、2009年~2011年まで日本で暮らしていました。

 

場所は東京都福生市で、米空軍横田基地内の日本のNSA本部。

 

NSAは世界中の情報通信産業と密接な協力関係を築いて、デルもその一つで、米国のスパイ活動はこうした下請け企業を隠れみのにしながら行われており、日本のデルの拠点にスノーデン氏が潜入して諜報活動を行っていたということです。

 

 

 

まとめ

 

エドワード・スノーデン氏は、まるで映画を地で行っているような事件を起こしてくれました。

 

そして、直ぐに映画が2本も出来てしまうのですが。

 

個人的にはスノーデン氏が暴露してたようなことは、暴露がなくても当然やっていると思っていました。

 

CIAが人的なスパイ活動を世界中に展開していてそこから情報を集めていますし、NSAが各国の通信データーを収集しているというのは、あまりにも当たり前な話だと思います。

 

 

アメリカは世界の軍事費の36,3%、金額でいうと6112億円(日本円で約61兆円)もの軍事費を使っています。

 

ストックホルム国際平和研究所(Stockholm International Peace Research Institute、SIPRI)提供

 

日本の税収が40兆円ですから、その1.5倍もの巨大な費用を投入しているのです。

 

NSAは国防総省の組織ですから、ITを使った諜報活動は当然行っていると考えるのが普通でしょう。

 

そのためにNSAがあるわけですから。

 

そして、人間の五感ではこのことは全く実感できないというのが怖いですね。

 

スノーデン氏から直接インタビューをした、小笠原みどりさんの諜報活動についての問題点を語った動画を貼ります。