長野県の諏訪湖で2月2日、「御神渡り」が2013年以来5年ぶりに確認荒れたそうです。

「御神渡り」とは湖面に張った氷がせり上がり、うねるような筋が走る自然のこと。

この現象は昼夜の寒暖差で氷が膨張と収縮を繰り返すことで起こるそうです。

最近の寒波の影響で隆起が進んだとみられる。高さ数十センチの比較的長い隆起が確認されており、神事を行う八剣神社の宮司らが御神渡りと認定した。

 結氷した湖面にせり上がった氷の筋がうねるように走る自然現象「御神(おみ)渡り」が5年ぶりに確認された長野県・諏訪湖で5日、神社の宮司らが筋の様子を見て農作物の出来や世相を占う「拝観式」があった。

地元の八剣神社の宮坂清宮司(67)によると、この日の氷の厚さは15センチほど。湖面では3本の筋がところどころ大きくせり上がり、時折、氷が割れる音が響く。観光客らが緊張した様子でカメラを構える中、神社の総代ら約60人が氷に乗って筋を観察した。

御神渡りのたびに夫婦で拝観式に来るという同県岡谷市の無職、浜隆子さん(70)は「5年ぶりで待ちわびていた。きれいにせり上がった諏訪湖を見ると、寒さを実感できる」と笑顔だった。

御神渡りは、湖面を覆った氷が昼夜の寒暖差で膨張と収縮を繰り返してできる。伝説では諏訪大社の上社の男神が下社の女神の元に通った「恋路」とされる

産経ニュース

 

「御神渡り」が確認されると八剱神社によって御神渡り神事をが執り行われるそうです。

御渡り神事では、亀裂の入り方などをなと1683年からの記録を御渡帳(みわたりちょう)に記載しており、それと照らし合わせ、その年の天候、農作物の豊作・凶作を占い、世相を予想する拝観式が行われるそうです。

その結果は、剱神社から諏訪大社に送られた後に、宮内庁と気象庁に報告されます。

 

神職による御神渡りの確認はなんと600年以上も前から続いているされています。

諏訪地方で御神渡りの出現は、昔からとても重要な出来事であり、地方の歴史上でとても大切な意味のあることとして、扱われてきています。


この神事を司る八剱神社とは?

 

八剱神社(やつるぎじんじゃ)は長野県諏訪市にある神社。旧社格は県社。八千矛神・日本武尊・誉田別尊の三柱の神を祀る。諏訪大社上社の摂社である。

由緒[編集] 当社は元々、諏訪湖中にある高島の里(当時の高島村のこと。社があったのは現在の高島城がある場所)に鎮座していたが、豊臣秀吉の高島城築城に際し、現在地に遷座した。江戸時代には高島藩諏訪家が居城鎮護の神として崇敬し、明治以降は小和田村の産土神として庶民からの信仰を集め現在に至る。

諏訪湖御渡神事[編集] 当社の特殊神事として、御渡神事(みわたりしんじ)がある。「御渡り拝観の神事」として一般に知られているこの神事は、当社の神職によって行われる。(御神渡も参照のこと)
諏訪湖で御渡が観測されると、当社では臨時の総代会を開き、拝観式の日を決める。その後、宮司以下神職、および氏子総代は、自宅の門戸に注連縄を張り、精進潔斎に入る。拝観式当日は、まず社殿で修祓を行い、諏訪湖へ向かう。現地では湖周を周り、一之御渡・二之御渡・佐久之御渡を拝観して下座と上座の湖岸地点の検分を行なう。そして、社殿へ戻り、御渡の状況を祭神へ報告する「奉告祭」が行われる。引き続き、その状況により当年の農作物の作柄、世の中の吉凶、気候等の年占が行われる。御渡の状況と年占の結果は「注進状」に纏められ、後日、宮司と氏子総代が諏訪大社上社へ出向いて「御渡注進式」を行い、神前に捧げられる。これを受けて諏訪大社は、この内容を宮内庁と気象庁へ報告する恒例となっている。(かつては幕府に奉告されていた)
直近では2013年にこの神事が行われ、1月22日御渡を観測・臨時総代会、1月25日拝観式、2月17日注進式の日程で行われた。
なお、「奉告祭」と「注進式」は御渡の観測されない年でも行われ、「御渡は無かった」旨の報告がなされる。特に、御渡の無かった年の諏訪湖は「明けの海」と呼ばれる。

by wikipedia

 

『御神渡り』は近年段々と減ってきているようですね。

 

実際に見てみたものです。