みなさんETC2,0という新しいサービスが始まっていたのはご存知ですか?
私はこんなの知りませんでした。
そこで従来までのETCとETC2.0とどう違うのか?を見ていこうと思います。
1.ITSサービスをうけられる
ITSサービスのITSとは、Intelligent Transport Systems、の単語の頭文字をとったもので、高度情報交通システムという意味です。
ITS高度化機構という一般財団法人があり、そこがこのサービスの開発・提供をしているようです。
ITSスポットというのがあて、全国で1,600箇所設置しており、そのスポットでは、渋滞回避支援、安全運転支援、災害時支援などのサービスが利用できるのです。
《渋滞回避支援》
カーナビと連動させることで、従来では狭い範囲での情報しか提供していなかったのが、ETC2.0では自分が今いる場所から1,000kmまでの範囲の情報を収集し、カーナビに表示させ、渋滞を回避するような案内を出させることが可能になりす。
しかし、カーナビの機能とによっては、どこまで実用的なサービスになるのかは未知数な気がします。
《安全運転支援》
落下物、急カーブ、故障車、渋滞の追突回避、雨天時事故多発地点、長い下り坂などのポイントを事前に知らせてくれます。
《災害時支援》
地震などが起こるとそれが通知される。
災害時に迂回、救援ルートを案内してくれる。
※ETC2.0云々の前に、そんな危機管理ができる機能、システムが官公庁にないので意味がない気がします。
《経路情報サービス》
自動車の交通経路のデータをとり、どのルートが一番はやく目的地に到着できるのかを案内してくれる。
これは、従来のカーナビにもありますが、その精度がもっと高くなるということだと思います。
また、これを物流業者にITSシステムを通じてデータ提供し、最高率のルート情報を常に走れるようなサービスも計画しているようです。
2.高速道路の利用料が割引になる
圏央道の利用料が2割引きになる。
具体的には、事故渋滞が発生したため、目的地の手前のインターで下車し、一般道を使い渋滞を回避して、再度高速道路へ乗った場合、途中下車しなかった場合と比べて料金が高くなりますが、これを同額にするというサービスを計画中。
また事故ではなく、普通の渋滞でも同じ対応を検討中。
3.今後
道路交通情報、走行履歴、経路情報などのサービスを増やしていくことを計画している。
4.注意点
また、2015年6月30日以前にETC機器を購入した方を対象にETC2.0へアップグレードするのに、2,700円の助成金が出るとのことです。
出口のETCレーンでは、ETC割引料金(旧料金)で表示される。
2016年7月から、2輪車用ETC2.0のサービスが利用できるようになった。
スマホとETC2.0車載器とbluetoothで通信できる機種が発売されはじめている。
5.アップグレードの方法は?
カーショップで機器を購入して、車に設置し、ETC2.0申込書に記入提出。
これだけで、設置完了。
値段はナビと連動させて使うタイプ。
「パナソニック(Panasonic) ETC2.0 (DSRC) 車載器 【ナビ連動型】 CY-ET2000D」が
価格: ¥13,902円
ナビとは連動しないで、音声で情報を聞くタイプ。
パナソニック(Panasonic) GPS付ETC2.0 (DSRC) 車載器 【ナビ非連動型】 CY-ET2600GDが
価格: ¥16,415
発話型
取り付け時間は約1時間~1時間半程度。
カーショップではもっと高く売っていると思う。
カーショップで買った場合の流れ解説動画。
多分買いのタイミングは今ではないと思う。
今買っても、まだ実用化されているサービスは少ないし、合っても開発途上でどれだけ使い物になるのかが、未知数です。
圏央道をしょっちゅう使う人は、2割引きになるので即買いだとは思いますが、それ以外の人は様子みでしょうね。