修学旅行では、スローガンを決める学校が多いですね。
修学旅行に何らかのコンセプトを与えて、学びを多くしようという意図を満たすためには、スローガンは必要だと言えるでしょう。
そして、修学旅行の委員になってしまい、このスローガンを考えるのに結構悩む方が多いのも事実。
何にしようか?
みんなに恥ずかしくないような素敵なスローガンを考えたいけど、いい案が浮かばなし、、、、
困り果てている学生さんや先生もたくさんいるのではないでしょうか?
このコラムでは、修学旅行のスローガン を作るコツ、ポイント、四文字熟語、事例集などをご紹介致します。
これらの方法を使えば、楽に沢山のアイディアが出せて、良いスローガンがカンタに作れてしまいますので、ご利用下さい。
旅行先の名前を入れる
まず無難なのは、修学旅行先の名称を入れる事です。
東京なら
特定の場所を入れる。
もし東京の浅草が、訪問場所に入っている場合の例
などと、地域名+訪問場所固有のコンセプトを入れる。
また、修学旅行で立ち寄るそれぞれの場所に共通するコンセプトが見つけられるなら、それを入れるとよいでしょう。
また、遊園地などのレジャー施設がスケジュールに入っている場合次のようなタイトルがよいでしょう。
ポイント
(2)行く地域・施設のエッセンスを表す単語を入れる
この2つを押さえていれば、そんなに外れることはありません。
イベント情報からネタワードを見つける
行く地域でその時期に開催されているイベントからヒントを得る方法があります。
るるぶ.comのサイト→ http://www.rurubu.com/event/index.aspx
このようなサイトに行くと、都道府県、エリア、日付を入力すると、その月と地域で開催されているイベント一覧が表示されます。
↓は2017年9月に京都で開催されていた、義経際という、源の義経に関するイベントが開催されていました。
このようなネタを利用してタイトルに使うと、よいでしょう。
「いざ京都へ!古都から日本の礎を学び!楽しめ!」
みたいなスローガンにするとよいでしょう。
その地域のイベント情報からは、タイトルに使えるネタワードが沢山見つかります。
四文字熟語で作る
四文字熟語で作っちゃうというのも手です。
四文字熟語
などの、四文字熟語をそのままスローガンにする方法は、結構楽です。
これだと、その熟語と修学旅行とどう繋がるのか?は人それぞれに委ねられるので、「そんなスローガンはおかしい」という批判を受ける可能性を回避出来ます。
また、これらの四文字熟語に言葉を加えてもよいでしょう。
例
◎沖縄の旅で協心戮力を育てよう!
四文字熟語100選
修学旅行で使えそうな、四文字熟熟語を100個選びました。
これらを参考にスローガンを考えてみましょう。
見るには、ボタンを押す。
→志がしっかりとしている。『以心伝心』いしんでんしん
→言葉にしなくても気持ちが相手に伝わること。『意気衝天』いきしょうてん
→意気込みが、天をつくほどに溢れている様。『意気揚揚』いきようよう
→誇らしく、力強くある様。
『一意専心』いちいせんしん
→一つのことに集中すること。
『一期一会』いちごいちえ
→瞬間瞬間の出来事は二度と訪れないということ。
『一言芳恩』いちごんほうおん
→一言の言葉かけに対する恩を大切にすること。
『一騎当千』いっきとうせん
→一人で千人の敵に相当するほと強いこと。
『一心不乱』いっしんふらん
→一つのことに集中して乱れないこと。
『一致団結』いっちだんけつ
→意志・思いが一致していて、同じ目的に向かって進んでいること。
『雲外蒼天』うんがいそうてん
→ 努力して進み続けると、快い青空が必ず現れるとこ。
『永劫回帰』えいごうかいき
→一瞬一瞬を大切にすること。
『英明果敢』えいめいかかん
→才能があり、果敢に行動すること。
『温故知新』おんこちしん
→歴史に学びながら、同時に新しい考え方を取り入れること。
『温和篤厚』おんわとっこう
→穏やかに調和し、人情に厚いこと。
『戒驕戒躁』かいきょうかいそう
→驕ることも、焦ることも、騒ぐこともなく、、静かで堅実なこと。
『外柔内剛』がいじゅうないごう
→外見はものやわらかだがで、心にはしかりした強さを持っていること。
『快刀乱麻』かいとうらんま
→複雑な問題や事件を見事に解決すること。
『臥薪嘗胆』がしんしょうたん
→ 成功すると信じて苦労に耐えること。
『意気軒昂』いきけんこう
→意気込みに溢れ、威勢ある様。
『花鳥風月』かちょうふうげつ
→芸術的に美しい景色のこと。
『換骨奪胎』かんこつだったい
→ 古いものに新しい工夫を入れて変えること。
『試行錯誤』
→ 試みと失敗を何度も繰り返して、問題の解決に近づけていくこと。
『敢為邁往』かんいまいおう
→ 目的に向かってまっしぐらに進んで行くこと。
『起死回生』きしかいせい
→窮地から一気に脱して戻ること。
『教学相長』きょうがくあいちょうず
→人に教えることと師から学ぶこととは相補い合うもので、両方を経験してはじめて学業も向上する。
『協心戮力』きょうしんりくりょく
→心と力を合わせて、互いに協力して物事に取り組むこと。
『旭日昇天』きょくじつしょうてん
→非常に激しい勢いの様子。
『緊褌一番』きんこんいちばん
→ 気持ちを引き締めて、油断せずに物事に向かうこと。
『愚公移山』ぐこういざん
→ 大きなことでも、根気よく努力し続ければ必ず成功することのたとえ。
『形影相同』けいえいそうどう
→ 心の善悪が行動に出ること。
『鶏口牛後』けいこうぎゅうご
→ 大きな組織に入って上の人に付き従い言いなりになるより、小さな組織だとしても上に立つほうがよいということ。
『堅忍不抜』けんにんふばつ
→辛く苦しいことがあっても我慢して、ひたすら意志を貫くこと。
『乾坤一擲』けんこんいってき
→ 自身の運命を賭けて、運まかせの大博打をすること。
『捲土重来』けんどちょうらい
→ 敗北や失敗によって一度は落ちた勢いを、再び取り戻して反撃することのたとえ。
『剛毅果断』ごうきかだん
→意志が固く、思い切った決断と行動をすること。
『後生大事』ごしょうだいじ
→ 集中して物事に取り組むこと。
『鼓舞激励』こぶげきれい
→人を奮い立たせ元気付けて励ますこと。
『呉越同舟』
→ 互いに仲が悪い人たちや、互いに敵対関係にある人たちが同じ場所にいたり、同じ境遇にあること。
『公明正大』
→ 私心を差し挟むことなく、公平に堂々と物事を行うこと。または、そのような様子。
『剛毅果断』
→ 意志が固く、思い切った決断と行動をすること。
『塞翁之馬』
→ 人の幸と不幸はその時々で変わるので幸不幸は予測できないという意味。
『威風堂堂』いふうどうどう
→威厳や活力に満ちていて、堂々としていること。
『獅子奮迅』
→ ライオンが奮い立つように激しい勢いで活動することやその様子。
『七転八起』
→ 七回転んでも八回起き上がるという意味から、何度失敗してもくじけずに奮闘すること。
『疾風迅雷』
→ 非常に速い風と激しい雷という意味から、動きや変化が非常に速い様子。
『疾風迅雷』
→ 非常に速い風と激しい雷という意味から、動きや変化が非常に速い様子。
『質実剛健』
→ 真面目で飾り気がなく、心身ともに強くてたくましい様子。
『終始一貫』
→ 初めから終わりまで言動や態度を貫き通すこと。
『春風駘蕩』
→ 特に目立ったこともなく、平和で穏やかな様子。
『順風満帆』
→ 特に問題が起きることなく、思い通りに物事が進んでいくこと。
『自由闊達』
→ のびのびとした広い心で小事にこだわらないこと。
『初志貫徹』
→ 最初に決めた志を最後まで貫き通すこと。
『心機一転』
→ 何かをきっかけに、気持ちがよい方向に切り替わること。
『新進気鋭』
→ 新たに現れた、鋭い意気込みがある将来有望な人のこと。
『進取果敢』
→ 自身の意思で積極的に取り組み、大きな決断力を持って、失敗を恐れずに取り組むこと。
『迅速果断』
→ 物事を思い切りよく速やかに決断し、行動すること。
『精神一到』
→ 精神を集中して事にあたれば、どんなことでも必ず成し遂げることができるということ。
『誠心誠意』
→ 損得を考えず人に尽くそうとする純粋な気持ちのこと。
『青雲之志』
→ 立身出世するために功名を得ようとする心。または、立派な人物になるために徳を磨こうとする志。
『千載一遇』
→ 千年に一度あるかないかの絶好の機会のこと。
『善因善果』
→ よい行動をすれば、よい報いがあるということ。
『率先垂範』
→ 人の先頭に立って行動して、手本を示すこと。
『知足安分』
→ 多くのことを望まず、自分の立場や境遇に満足すること。
『猪突猛進』
→ 他のことがどうなるか考えることもなく、目標だけを見て全力でまっすぐ突き進むこと。
『聡明剛毅』
→ 道理に通じ、心が強く屈しないこと。
『適材適所』
→ その人の能力や特性などに適した地位や役目をあたえること。
『天空海闊』
→ 性格が大らかでさっぱりしていること。
『点滴穿石』
→ 小さい力でも積み重なれば強大な力になることのたとえ。
『独立独歩』
→ 他人の力を借りることなく、自身が信じる道を自身の力だけで進むこと。
『拈華微笑』
→ 言葉を使うことなく、心から心へと通じ合うこと。
『四海同胞』
→ 人と接するときにまごころと礼儀を持てば、人は兄弟のように親しくなれること。または、親しくするべきだということ。
『博聞強記』
→ 様々なことを聞き知っていて、その内容をしっかりと覚えていること。
『百花繚乱』
→ すぐれた能力を持っている人物が同じ時期に一斉に現れ、多くの素晴らしい成果を残すこと。
『百折不撓』
→ 何度失敗しても信念を曲げないこと。
『百戦錬磨』
→ 実際に何度も戦闘を行って、鍛え上げられていること。
『品行方正』
→ 考えや行いが正しくきちんとしている様子。
『不易流行』
→ 松尾芭蕉一門の俳諧の一つで、絶対に変わることがない部分を忘れずに、新しく変化を続けているものを取り入れていくこと。
『不屈不撓』
→ 苦労や困難があっても決して諦めることがないこと。
『不言実行』
→ 屁理屈をこねたり文句を言ったりせず、黙ってやるべきことをやること。
『不撓不屈』
→ 苦労や困難があっても決して諦めることがないこと。
『風林火山』
→ 時勢や情勢に合わせた対処の方法のこと。
『不昧不落』
→ 意思が強く、物欲に惑わされたり、堕落しないこと。
『奮励努力』
→ 気力を充実させ、力を尽くして取り組むこと。
『粉骨砕身』
→ 力の限りを尽くして努力したり働いたりすること。
『報恩謝徳』
→ 受けた恩義や徳に対して感謝の気持ちを持ち、見合ったお返しをすること。
『無我夢中』
→ 一つの物事に集中しすぎて、自分のことすら忘れること。
『滅私奉公』
→ 個人的な感情や欲求、利益を捨てて、社会や国家などの公のために尽くすこと。
『勇往邁進』
→ ひるまず、ためらわず、ひたすら目標や目的を目指して真っ直ぐ進むこと。
『勇気凛凛』
→ 失敗や危険を恐れず気力に溢れていて、勇ましい様子。
『融通無碍』
→ 何かにこだわることがなく、思考や行動が自由であること。
『勇猛果敢』
→ 危険や困難を恐れずに、力強く思い切りのよい決断をして行動すること。
『用意周到』
→ 準備に手抜かりがなく、心遣いが行き届いていること。
『落月屋梁』
→ 友人を思う切ない心情のこと。
『力戦奮闘』
→ 力の限り努力すること。または、全力で戦うこと。
『意気投合』いきとうごう
→考えや思いが、ぴったりとかさなり合うこと。
『臨機応変』
→ 状況の変化に応じて対処する方法を適切にかえること。
『老当益壮』
→ 老年になっても、益々盛んであるというとこ。
『和気藹藹』
→ 安らかでやわらかい気分が満ち溢れている様子。
『和衷共済』
→ 心を合わせて協力して物事を行うこと。
英語の名言からスローガンを作る
英語でスローガンを作るケースは最近増えています。
なんとなく、日本語よりもかっこいいですし受けもいいですね。
そして、英語の名言から引っ張ってくるのが楽ですし、良いスローガンになりやすいです。
例
これらのスローガンの良いところは、修学旅行がどこだとしても、なんとでも解釈ができるので、使い勝手が良いのです。
抽象度が高ければ高いほど、なんとでも解釈を広げられます。
これは四文字熟語でも同じことです。
修学旅行に使えそうな、英語の名言11選
ご参考までの、修学旅行で使えそうな、英語の名言11個を次に書きます。
①Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
→「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」
ガンジー(インド)
②Dream are necessary to life.
→「人生に夢は不可欠。」
アナイス・ニン(フランス)
③If you can’t, you must. If you must, you can.
→「やるしかないでしょ!」
アンソニー・ロビンズ(アメリカ)
④Every day is a new day.
→「毎日を新鮮な気持ちで生きてみよう。」
ヘミングウェイ(アメリカ)
⑤My life didn’t please me, so I created my life.
→「私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの。」
ココ・シャネル(フランス)
⑥Knowledge is power.
→「知は力なり。」
フランシス・ベーコン(イギリス)
⑦Stay hungry. Stay foolish.
→「ハングリーであれ。愚か者であれ。」
スティーブ・ジョブズ(アメリカ)
⑧Liberty means responsibility. That is why most men dread it.
→「自由とは責任を意味する。だから、たいていの人間は自由を恐れる。」
バーナード・ショー(アイルランド)
⑨Keep hope alive!
→「希望を持って生きること。」
ジェシー・ジャクソン(アメリカ)
⑩If there were dreams to sell, what would you buy?
→「もし夢を売っていたら、あなたはどんな夢を買いますか?」
トーマス・ロベル・ベドス(イギリス)
⑪.There is nothing like a dream to create the future.
→「夢、これ以外に将来を作り出すものはない。」
ヴィクトル・ユーゴー(フランス)
10~20程度案を出す
最後にとても重要なのは、沢山案を出すということです。
関係者にそれらの案を配って、どれが良いかの意見を聴取するのがよいでしょう。
その中から、人気のあるものを選ぶと気持ち的に楽です。
またそのプロセスで、新しいアイディアや意見をもらったら、それも取り入れて完成させるとより磨きがかかります。
まとめ
修学旅行のスローガンは、ネタワードを出す方法をいくつか知っていれば、沢山アイディアが出てきますので、後は沢山案を出して合議制で決めるのが早くて楽です。
ポイントを次にまとめます。
ポイントまとめ
これら5つのいずれかを使って案を出しても良いですし、複合的に使っても良いでしょう。
次のステップで進めると早いと思います。
スローガンを作る5ステップ
スローガンがバッチリきまり、楽しい修学旅行になることを祈っております。