新札(ピン札)入手する9つの方法、結婚式・お年玉などのご祝儀に役立つ

結婚式・お年玉などのご祝儀に役立つ、新札(ピン札)入手する9つの方法を調べてみました。新札(ピン札)が必要になる機会は主に慶事ですが、いざご祝儀袋を用意しそれを渡す当日を近くになったときに「あれーそう言えば新札がない!自分の財布を見るとみんなしわしわのお札ばかり、どうしよう」と焦るケースは多いのではないでしょうか。このコラムでは新札(ピン札)入手する9つの方法をご紹介致します。

 

 

 

新札とピン札


以外と知られていないのが新札とピン札の違いです。

 

新札:完全に未使用の状態のお札
ピン札:使用はされていますが、シワも折りも目もなく新札と違いが殆どないお札

 

慶事では、新札がベストですが、ピン札でも問題はないでしょう。

 

ご祝儀袋を開けて現金を見たときに、ピン札か新札かなどを見ている人はいません。

 

もしその微妙な違いを見分け、それによって人間関係が壊れるならば、それはお札の問題ではなく人格的な問題になると思います。

 

 

 

新札(ピン札)が必要になるのはどんな時?


新札(ピン札)が必要な場面はどんなときでしょうか?

 

次のような場面では新札(ピン札)が必須になるでしょう。

新札(ピン札)が必須な場面

・結婚式のご祝儀
・就任祝い
・落成祝い
・栄転祝い
・卒業祝い
・出産祝い
・入学祝い
・慶事全般(開業祝い、就任祝いなど)

結婚式などの場合は特に新札が必須になり、お祝い金は準必須という位置づけになると思います。

 

次のような場面では新札(ピン札)でお渡しするのが、好ましいでしょう。

新札(ピン札)だと好ましい場面

・お年玉
・謝礼金
・お礼金

 

相手に対する感謝の気持ちを表すお金なので、旧札だったとしても大丈夫ですが、新札だと貰った相手は「あなたの気遣い」感じより気持ちが伝わるでしょう。

 

尚、お年玉は一般的な感覚では新札が必須ではありませんが、その意味・由来からすると新札が必須です。

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新札(ピン札)が必要な理由


普段から新札を常備している人はいないので、新札(ピン札)をお渡しすることで、「この喜ばしいことに対して心待ちにして準備をしていました」というメッセージになるという効果があります。

 

またお祝いごとは、殆どの場合何らかの切り替わりになり、新しい門出のタイミングです。

 

この新しい門出には古いしわしわのお札は相応しくなく、やはり新品のお札でそれをお祝いするという意味もあります。

 

これはいわゆる「日本独自の繊細なおもてなしの心」から来ているものでしょう。

 

 

 

新札(ピン札)がNGな場面


新札(ピン札)がNGな場面は、お悔やみのときです。

 

お通夜や葬式の香典に新札を入れて渡すのは「不幸を待っていました」という意味になりますので、大変失礼になります。

 

慶事に新札をお渡しするということ以上に、重要なのは弔事に旧札を使うことです。

 

弔事に新札を使うということは、普段手元にない新札をわざわざ手間を掛けて入手し準備を整えて、ご祝儀をだしたとういことになり、それは冗談ではすまされない事態になります。

 

最近では「弔事でも相手に差し上げるお金なので、新札が良い」という考え方の人も増えていますが、これは危険です。

 

貰った側の全員がそのような考え方では無いからです。

 

やはり、旧札を使うのが安心です。

 

 

 

新札を手に入れる方法「平日偏」


新札を入手する方法で平日にできる方法をご紹介します。

 

 

銀行で両替する


最も確実な方法は、銀行の窓口まで行き、両替することです。

 

両替用紙の備考欄へ新札と記入し、さらに口頭でも「新札でお願いします」と伝えます。

 

銀行窓口の営業時間は平日15:00までですので、この時間帯に行くことができるなら、この方法おすすめです。

 

そして、銀行は大抵の場合は対応してくれますが、滅多にないでしょうが断られるケース稀にあります。

 

もしだめだった場合は何店か回りましょう。

 

それから、両替は枚数によっては手数料がかかる場合があります。

 

これは、各銀行によって違いますので、確認が必要になります。

 

 

 

両替用ATMを利用する


銀行には両替用ATMが設置されているところがあります。

 

両替用ATMには新札が用意されており、1万円を入れて、1万円札×1枚を選択すると新札の1万円札が出てきます。

 

また、ATMによっては、新札を選択できるものもあります。

 

両替用ATMは営業時間が15:00までになっていますので、その点は注意しましょう。

 

尚、小さな支店ですと両替用ATMを置いていないところもありますので、大きな支店へ行くか、事前に電話で確認してから行くとよいでしょう。

 

 

 

郵便局で両替してもらう


郵便局で両替してもらう方法です。

 

郵便局は両替商ではないので、基本的に両替はしていませんが、サービスの一環として対応してくれケースも多いです。

 

しかし、断られる可能性もあるので、事前に電話をして対応の可否を確認してから行くと良いでしょう。

 

それから、あくまでサービスとしての対応なので手数料の設定がなく無料で替えてくれます。

 

郵便局の営業時間は平日9:00~16:00になりますので、銀行よりも1時間長いですね。

 

 

 

会社の経理に相談する


お勤めの会社の経理に相談するというのも手です。

 

企業の経理は、会社としてお祝い金を出すときに備えて新札を準備していることがありますので、頼めば対応してくれる可能性はあります。

 

 

 

新札を手に入れる方法「土日祝日編」


仕事などの事情や、平日に新札を準備し忘れていたなど、土日祝日にしか替えに行く時間がない場合の、新札を入手する方法をご紹介します。

 

新札引き出し用ATM


みずほ銀行なら、本店、池袋店、渋谷109前のATMに「新札引き出し専用ATM」が設置されており、土日祝日の手数料はかかりますが、そこで新札の入手が可能です。

 

 

スーパー、コンビニで新札と交換


スーパーやコンビニで何か買い物をして、そのときに新札と交換して欲しいと申し出る方法があります。

 

断られる可能性もありますが、客商売なので対応してくるところはたくさんあるでしょう。

 

 

結婚式場・ホテルへお願いする


結婚式のご祝儀で、前日の段階で新札の準備ができていなかった場合は、式場へ電話し新札の交換対応を依頼するという方法があります。

 

新札交換の需要はあるので、対応してくれる式場もあります。

 

対応してくれる場合は、当日早めに到着し新札に交換しましょう。

 

但し、もしだめだった場合打つ手がなくなるので、あくまでも最終手段です。

 

 

ゆうちょATM


ゆうちょに口座をお持ちの方なら、曜日を問わず手数料が無料なので、預け入れ→引き出しを繰り返し、新札が出るまで粘るという方法があります。

 

但し、他のお客さんに迷惑が掛からない範囲で行いましょう。

 

アイロンを掛ける


これは最終手段です。

 

上にあげた方法がすべてだめだった、場合はお札にアイロンをかけましょう。

 

新札には見えませんが、しわしわの状態よままよりも、だいぶ印象が違います。

 

作業は次の手順で行うと、キレイに仕上がります。

 

Step1 手持ちのお札から一番シワななくてキレイなものを選び出す。
Step2 スプレーでお札に霧吹きをして、湿らせる。
Step3 100~120℃(低温)に設定し、あて布をしてアイロンをかける。
Step4 分厚い本に挟み熱を冷ます。

 

冷めたら出来上がりです。

 

【注意点】
・スチーム機能は使わない
・ホログラム部分にはアイロンを掛けない。
※熱で変形すると、ATMなどで読み込めなくなります。

 

終わりに


一番確実で早いのは平日15:00までに銀行両替ATMで、新札に替える方法になります。

 

しかし、それができない場合や忘れてしまった場合は、他の手を考えなければなりません。

 

それ以外の方法でも3つ4つトライすれば対応してくれるところが、出てくるでしょう。

 

誰かをお祝いする素敵な機会を楽しまれることを祈っております。

 

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