梅雨の時期になると、外でよく見かけるようになる、カタツムリ。 大抵は葉っぱにくっついていますが、壁、窓ガラスなどにもいます。

お子様が、それを見て持って帰ってしまい、飼いたいと言い出すことがありますが、その時の為にカタツムリの飼い方をご紹介致します。


カタツムリとは?


かたつむりは、海にいる貝の仲間で日本には「オオジママイマイ科」や「ニッポンマイマイ科」など 約800種類のカタツムリがいると言われいています。

「カタツムリ」と「ナメクジ」の違いは、「カタツムリ」は殻があり、「ナメクジ」は殻がないという点 が違います。

「ナメクジ」は殻が退化して、なくなってしまったと言われています。

カタツムリの飼い方(飼育方法)


では、本題の「カタツムリ」の飼い方をご紹介致します。 カタツムリの飼育は、それほど難しくはなく、いくつかのポイントを押さえればわりと簡単です。

 

準備する物

カタツムリを飼うのに必要な物をご紹介します。

(1)水槽or昆虫用の飼育ケース

ペットショップ、楽天、amazonで買えます。

(2)川砂、赤玉土

水はけがよく、ある程度保湿力がある「川砂」「赤玉土」などが良いです。
ホームセンター、園芸用品店、100均などで売っています。
カタツムリが卵を生む場所にもなります。

(3)腐葉土

ホームセンター、園芸用品店で売っています。

(4)木の枝・葉っぱ

なくても大丈夫ですが、あるとカタツムリの気分が上がるはずです。
森などで取って来ましょう。

(5)石

その変に落ちている石を使います。

以上5つのアイテムが必要です。

 

続いて餌です。

カタツムリに必要な栄養素は「炭酸カルシウム」と「ビタミン」です。 ビタミンは葉っぱや苔を食べて摂取しており、炭酸カルシウムは雨が降るとコンクリートから 染み出してくるので、それを摂取しています。

炭酸カルシウムは、自分の殻を維持するために必要です。

(1)鳥用のボレー粉、カットルボーン、爬虫類用カルシウムパウダー
鳥用のボレー粉、カットルボーン、爬虫類用カルシウムパウダーが良いでしょう。
ペットショップ、amazon、楽天で売られています。

(2)卵の殻

細かく砕いても、そのまま上げても大丈夫です。

(3)レタス、きゅうり、人参、キャベツ、かぼちゃなどの野菜
カタツムリは個体によって好き嫌があるらしく、野菜をやっても食べないことがありますが、 その場合は、違う種類の野菜をあげて、どれが好きかを見極めて、好きそうな野菜をあげるようにしましょう。

↓はカタツムリが人参をカリカリと音をたてて食べる様子です。 

 

注意点

注意点はケースに水を張るようなことはせず、時々霧吹きで湿らせて上げることが重要です。

かたつむりは水が好きなイメージがありますが、実は水も乾燥も苦手で、ちょっと湿っている状態を好みます。





カタツムリの寿命はどのくらい


カタツムリの種類は800種以上もあると言われており、その種類によって寿命は大きく違います。

私達が草むらで見かけるような小さなカタツムリは大体2~3年が寿命です。

体の大きさにほぼ寿命も比例し、大きければ大きいほど長生きます。

自宅で飼っていて10年程生きたケースもあります。

 

カタツムリの季節ごとの対応


カタツムリは、寒さにも暑さにも弱いため、その季節によって活動が変わります。

夏の暑い時期はあまり動かなくなります。

そして、寒くなると冬眠をしますので、その時の対応方法は次になります。

 

冬眠する

カタツムリは「変温動物」と言って、人間のように自分で体温調節ができず周りの気温と体温が連動します。

寒くなると、体温も下がり動くことができなくなります。

秋になると、餌を食べられるだけいっぱいに食べて、栄養を蓄えると、石の下、葉っぱの裏などの出来るだけ 暖かくて、外敵に見つからないところに潜り込み、冬眠します。

冬眠すると、殻の入り口に粘液で膜を張り、殻の中の水分を維持しようとします。

 

冬眠期間は

地域によって違いはありますが、カタツムリの冬眠期間は大体10月~3月になります。

この期間は、全く動きません。

 

秋の時期

秋になると、気温が下がると殻に膜を張り冬眠状態に入ったかと思うと、その日によって気温が上がると 膜を消して、餌を食べ始めたりします。

なので、膜を張って動かなくなったら死んでしまったと勘違いして、捨ててしまわないようにしましょう。

それと、時々動き出すときのために餌も与えておきましょう。

 

冬眠中の注意点

冬眠中は全く動きませんが、出来るだけ自然と同じ状態を作って上げる必要があります。

(1)落ち葉を複数枚、石を置き、その裏に隠れられるような状態を作る

(2)時々霧吹きで水分を補給してあげる 霧吹きは下が水浸しにならない程度にしましょう。
水浸しになると清掃が大変になります。

(3)温度差が少ない日の当たらないところに置く 冬に暖房をかける部屋に置くとよくありません。

暖房で部屋の温度が上がると冬眠から覚め、暖房が切れると冬眠に入るということを繰り返すことになり 体力を消耗してしまいます。

24時間ずーっと暖房が入っている環境ならば、冬眠をしないで状態で飼うことができますが、そうではない場合は 日の当たらない暖房はない場所に置きましょう。

 

冬眠明け

3月頃になると、冬眠から覚めて動き出しますので、それからは餌をやる必要があります。

なかなか動きださないときは、霧吹きで水分を補給すると動き出すことがあります。

 

カタツムリの増やし方

カタツムリを増やしたい場合は、夏前に数匹のカタツムリをケース(水槽)に入れて飼いましょう。

カタツムリは夏に交尾して、湿り気のある土を掘ってそこに卵を産みます。

卵は20~30日後に孵化して、小さなカタツムリがたくさん生まれます。

赤ちゃんカタツムリは乾燥に弱いので、しばらくはまめに霧吹きをする必要があります。

尚、カタツムリはオスメス同体で、両方の機能を持っているので、オスメス選ぶ必要はありません。

 

かたつむりのまめ知識


カタツムリのまめ知識をご紹介します。

 

カタツムリには歯がある!?

カタツムリには、ちゃんとした歯があり、なんと1列80本☓150列=1万2千本もの歯があります。

この歯があるので、硬い卵の殻もガリガリと音をたてて食べる事ができるのです。

↓葉っぱを食べる様子の動画

 

カタツムリはアジサイの葉っぱを食べない

カタツムリは雨の日にアジサイの葉っぱにくっついているイメージがありますが、実は くっついているだけで、アジサイの葉っぱは食べません。

アジサイの葉っぱには毒が含まれていて、それを知っているので食べないのです。

 

カタツムリは殻から出せばナメクジになる

子供の頃、カタツムリを殻から出せば、ナメクジになると言っている友人がいました。

当時は半信半疑でしたが、それは間違いです。(笑) そもそも、殻には内蔵入っており、水分の蒸発を防ぐ効果もあるので、カタツムリを殻から引き出したら直ぐに死んでしまいます。

 

まとめ


カタツムリの飼い方はそれほど難しくはありませんし、費用もほとんどかかりません。

お子様が飼いたいと言ったら、飼って見るのも良いでしょう。 夏休みの自由研究に活用するというのも手ですね。