AmazonKindleダイレクト・パブリッシングでGMO個人情報が出版

「Kindleストア」に、GMOインターネットから漏えいしたとされる個人情報が販売されていたことがわかった。販売ページは14時ごろ削除され、現在はアクセスできない。

 

 
販売ページの説明文には、「GMO」や「告発」、個人名などが書かれていた。販売されていたのは、2017年10月にあきらかになった、GMOインターネットの「サイトM&A」から漏えいした個人情報とみられる。ただし、漏えいした個人情報はファイル共有サイトなどで公開されていたため、犯人が販売したかどうかは不明。

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販売ページの削除前にGMOインターネットに問い合わせたところ、「個人情報が販売されていることを確認した。アマゾンに対して削除を依頼し、警察にも連絡を入れた」(広報)と回答した。その後、該当ページが削除された。一方、アマゾンジャパンは「通常のプロセスでは出品時にチェックが働くが、今回どういう経緯で販売されたかは調査中」(広報)と回答している。

 

 

販売ページにあった個人名とGMOとの間には関係性が見つかっておらず、現在GMOでは販売主など詳細を調査中。「このたびはお客様、関係者の皆様にご迷惑をおかけし申し訳ございません。流出した個人情報について同じような悪質な二次利用がないか、今後も引き続き確認作業に務めます」(GMO広報部)。

 

Kindleには個人が電子書籍を無料で自主出版できるサービス「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」があり、今回の電子書籍もこれを利用したものとみられます。サービスでは販売前に書籍の内容がコンテンツガイドラインと品質ガイドラインに準拠しているかAmazon.co.jp側に確認されますが、今回の書籍はどのような形で確認されたのか、現在Amazon.co.jpに取材中です。

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