ガクアジサイ(額紫陽花)とは?は種類、花言葉は?を調べてみた!

ガクアジサイ(額紫陽花)とはどんな花なのか?その種類、花言葉などについてを調べてみました。がくあじさい(額紫陽花)は中心にある両性花の周りにだけ花を咲かせ、中心の花を額縁のように飾るので、「額紫陽花」と呼ばれています。この独特の雰囲気によって、人気が出てきています。ガクアジサイ(額紫陽花)は種類も色々あり、花言葉も多彩です。このがくあじさい(額紫陽花)の花言葉、種類などについてご紹介致します。

 

 

がくあじさい(額紫陽花)のデーター


ガクアジサイはユキノシタ科・アジサイ属に分類される落葉性の低木で、樹高は1~2mほどまで成長します。

 

アジサイの原種の1つになり、主な生息地域は日本の本州以南の海岸沿いに自生しています。

 

ガクアジサイの基本データーをご紹介します。

項目 内容
学名 Hydrangea macrophylla f.normalis
科・属名 ユキノシタ科(アジサイ科)・アジサイ属
英名 lacecap hydragea
開花時期 5月、6月、7月
原産地 日本
分布 関東地方、中部地方、伊豆諸島、小笠原諸島他
育成地 暖地の海岸の斜面
花の色 青紫、紫、白、ピンク

 

 

 

がくあじさい(額紫陽花)の特徴


梅雨の時期によく見かけるアジサイは「西洋アジサイ」と言って、群生しているのではなく改良品種です。

 

花びらがまあるく集まっているのが特徴ですね。

 

ガクアジサイ(額紫陽花)は、名前の通りに花の形にあります。

中心にある蕾のような部分が花びらで、それを額のように囲んでいる「花のような葉っぱ(葉っぱが変化してできた)」で構成されています。

 

装飾花は花径が4~5cmあり、中央部分は両性花になっています。

 

両性花は花径1cm程で5弁花で、花の色は白、青、青紫、紫、紅紫などと色々な色があります。

 

がくあじさい(額紫陽花)の花言葉は?


ヨーロッパで品種改良されたできたのがアジサイですが、ガクアジサイよりも花びらにボリュームがあり、見た目がとても派手で華やかです。

 

ガクアジサイ(額紫陽花)の花ことはは「謙虚」です。

 

ガクアジサイはホンアジサイと比較すると、装飾花の数が少ない為に、それが謙虚に見えるというところから付けられた花言葉だと言われています。

 

 

 

あじさい(紫陽花)の花言葉は?


アジサイはガクアジサイがヨーロッパで品種改良されてできた品種です。
アジサイの花言葉は色によって違うのが面白いです。

 

アジサイの花言葉は次になりまます。
【青色】
「冷淡」「無常」「高慢」「辛抱強い愛情」「あなたは美しいが冷淡だ」
ちょっとネガティブな花言葉が入っています。

 

愛はクールで冷淡だというところから来ているのでしょう。
ただし、「辛抱強い愛情」という良いニュアンスの花言葉も含まれてはいます。

 

 

【紫色】
「浮気」「ほらふき」「変節」などと言われています。
ちょっと、ひどい花言葉です。

 

 

【ピンク色】
フランスで「元気な女性」と言われています。
日本とフランスでは随分と違うようです。

 

 

【白色】
「寛容」「気の迷い」
アジサイには、アントシアニンという色素があります。

 

それによって、土壌が酸性の場合は色が「青く」なり、アルカリ性の場合は「赤く」なります。

 

日本の土壌は酸性が強いため、青・紫系のアジサイが多いのです。

 

逆にヨーロッパは土壌がアルカリ性が強い為、赤・ピンク系のアジサイが多いのです。

 

アジサイで有名な鎌倉長谷寺のアジサイも確か、青・紫のものが多い気がします。

 

しかし、アジサイは雨の度に色が変わり、最初は白っぽくて、それが水色→青→青紫→赤紫と変わっていくので、 その変わる様子が楽しみな花なのですが、そこが「浮気」「ほらふき」などという花言葉が付けられた所以なのでしょう。

 

がくあじさい(額紫陽花)の種類は?

ガクアジサイの種類は50とも2,000あるとも言われ、その種類はたくさんにあります。

 

ここでは、主なガクアジサイの種類をご紹介します。

 

 

ナデシコガクアジサイ

装飾花のふちがギザギザしているのが特徴で、ナデシコの花に似ていることから、この名前が付けられました。 中心部の両性花は緑色で、装飾花は白色を基調としてピンク色、紫系が多い品種です。

 

 

 

ダンスパーティー


花の軸が長いため、花が踊っているように見えるので「ダンスパーティー」という名前がつけられています。

 

花びらは八重になているので、非常に華やかさがあり、人気がある品種です。

 

 

 

八丈千鳥

出典元:癒しの八丈島

 

八丈島を原産とするガクアジサイの変種で、10年ほど前に発見されて人気が出ている品種です。

 

細長い花びらを八重に咲かせ、花色は白色が多く、装飾花の細身の形をしており、他の品種と違う繊細な雰囲気を持っています。

 

 

 

ベニガクアジサイ


出典元:ナンでも図鑑(無料)

 

中心にある粒々は菱形をしており、特徴は最初白色だった花が、雨が降る度にだんだんとピンク色へと変わって行くところです。

 

江戸時代から親しまれている品種です。

 

 

 

初恋


特徴は中心部には両性花がたくさん固まって咲き、それを囲むように装飾花が咲き、フリルのような切れ込みがいくつも入ります。

 

とてもかわいらしい雰囲気を持っている品種です。

 

 

 

城ヶ崎


出典元:どんと来い猫バイク

 

大型で色は青色、ピンク色などがあり、土の質が酸性だと青系に、アルカリ性だとピンク系の色になります。 群生地は東伊豆にある城ヶ崎海岸に自生しており八重のガクアジサイで、八重咲き品種の交配親になっています。

 

 

 

墨田の花火(スミダノハナビ)


中心に花が固まって咲き、その周りを囲む装飾花は八重に咲きその軸が長いので、花火が打ち上がっているように見えるため「墨田花火」と呼ばれています。

 

花色は白色は多く、青みがかったものもありますし、土質がアルカリ性であればピンク色がかる場合もあります。 人気が高く、入手しやすい品種になっています。

 

 

 

コンペイトウ


装飾花の色が、中心から先端に向かって青紫から白、ピンクから白へと徐々に変色している、非常に美しい雰囲気を持った品種です。

 

静岡県掛川市の加茂花菖蒲園で、品種改良され、見た目が金平糖に似ていることからこの名前が付けられました。

 

まとめ


ガクアジサイは、ホンアジサイとは違う魅力があります。 そもそもホンアジサイの原種なのですが、中心の両性花の周に咲く装飾花は、なにか控えめでありながら、 その中に華やかさも持ちあわえている印象を受けます。

 

また、非常に種類も多く、色々なバリエーションを選べます。

 

お花の彩りを楽しむにはとても良い花です。

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