キラキラネームを付ける親が低脳だというのは本当?

なにかと話題になるキラキラネームですが、よく話にでるのはこの名前を付けた親に対する批判的な意見です。 

キラキラネームを付けるのは、親が低脳だからだと、思っている人もいるようです。 

しかし、キラキラネームを付ける理由が、つける親が低脳だからかどうかの判断は難しいところです。 

この記事では、キラキラネームを付ける親が低脳であるというその根拠を、調べてそれをご紹介いたします。 

実業家の西村博之氏が落とし爆弾 

この「キラキラネームを付ける親が低脳」だという話題は、実業家の西村博之氏が、プレジデントのインタビューで「キラキラネームのデメリットを想像できない親は頭が悪い」と発言したこと、また自身のYouTubeチャンネルでも同様の発言をしたことから、端を発しています。 

西村博之氏の主張の要旨をまとめてみた 

西村博之氏の主張を聞いていると、次の根拠から「キラキラネームを付ける親は頭が悪い」と言っています。 

出来事を予測・想像する能力の観点 

誰も読めないようなキラキラネームを付ける 

↓ 

いじめられたり、就職試験で不利になる 

↓ 

人生でハンディを背負う 

◆結論 

名前によって、将来ハンディを負うことになることを、想像できない親は頭が悪い。 

キラキラネームはやめたほうが良いという価値観を醸成したほうが、日本の子供たちにためになる。 

個人的な感想ですが、博之氏の主張は、一部は正しいですが、一部間違っていると思います。 

京都大学教授 小林康正氏の見解 

「名前のつけかた」を研究している京都大学教授の小林康正氏の見解をご紹介致します。 

これは abemaPrime2021年3月21の放送でお話されていた時の、内容です。 

キラキラネームかどうかの判定基準は常に変化している 

ネット上で騒がれている全く読めないような「キラキラネーム」と言われているものは、「キラキラネーム」ではなものがある。 

キラキラネームかそうじゃないかの判定基準は、常に変化している。 

以前、「心」を「み」と読むのは一般的ではなかったが、キラキラネームで「み」と読む読み方の名前が増えてきたため、かなりの人が「心」は「み」と読むことが、できるようになってきている。 

↓の例では、どれがキラキラネームで、どれがそうじゃないのかの判定は、難しくなっている。 

キラキラネームかどうか判断が難しい名前の例
  • 男(あだむ)
  • 光宙(ぴかちゅう)
  • 金星(まあず)
  • 愛莉(らぶり)
  • 心愛(ここあ)
  • 黄熊(ぷう)
  • 泡姫(ありえる)
  • 輝星(きらら)
  • 波似衣(はにい)
  • 玲央音(れおん)

上の例は、読める人もいれば、読めない人もいると思われます。

ちなみに私は、4つ読めました。

しかし以前は、だれも読めなかったはずですが、キラキラネームが普及したことによって、実存する名前になったため、読める人が増えているわけです。 

つまり、読める人が増えていけば「普通の名前」になっていく。 

言葉、名前は常に変化していくものなので、固定的に「キラキラネーム」はよくないかどうかという観点では、この変化に対応できない。 

問題はキラキラネームではない 

キラキラネームすべてが問題なのではなく、真っ当なキラキラネームがたくさんある。 

西村博之氏が指摘しているような、問題のある名前はキラキラネームではなく、昔からある珍妙な名前のほうです。 

つまり、「キラキラネーム=問題のある珍妙な名前」という公式が間違っている。 

小林康正教授の主張はこのようなものでした。

つまり、西村博之氏の主張を否定するのではなく、彼が主張してりるもとになっている情報のとらえ方が間違っていると主張しているわけです。

じゃーキラキラネームとは何? 

キラキラネームとはなんなのかに触れてみたいと思います。 

まず、wikipediaには次にように定義されています。 

キラキラネームあるいはDQNネーム(ドキュンネーム)は、伝統的でない当て字、外国人名、創作物の登場人物名などを用いた奇抜な名前の総称。 

wikipedia

これだと、小林康正教授が指摘するよいうに、基準が変化していくことを考えると、この文章だけでは、なにをもってキラキラネームだと判定するのか定義としては、あまりにもあいまいすぎます。 

小林康正教授によると、キラキラネームが生まれた背景、意味、目的は次になりまます。 


目的・個性ある子に育ってほしいという個性化願望の実現 

背景・1990年代に登場した婦人向け雑誌が新生児名をデーターベース化したことで、人気名から少しずらした個性的な名づけが容易になった。 

これによって、難読化が進行した。 

この説明によって、少し「キラキラネーム」の定義が明確になりました。

私なりの言葉にしてみると「新生児名データーベースを参照して、そこから既出の名前との重複をさけて、個性化して付けられた名前」と定義するとしっくりくるのですが、皆さまはいかがでしょうか。

キラキラネームを付けた親は本当に低脳?

西村博之氏の主張は筋が通っており、一定の事実をとらえた真実だと思います。 

しかし、西村博之氏の認識には2点の誤認がある。 

一点目は「キラキラネーム」今では読めなかった名前も、普及すれば皆が読めるようになり、一般的な読みかとして認知されるようになる。 

つまり、西村博之氏が言うように、固定した「キラキラネーム」ああるわけじゃないのが実態。 

二点目は、西村博之氏がいう「キラキラネーム」の認識はどちらかというと昔からある珍妙な名前を指していえ、「キラキラネーム」とはずれている。 

ここまでの情報をもとに、私なりの考えを整理します。 

西村博之氏が指摘に挙げている、キラキラネームの認識は間違っており、「昔からいた珍妙な名前お付けられた人たち」のことを指している。; 

この、「昔からいる珍妙な名前を付けられた人たち」の親は、子供が先々でハンディを負うことを、想像できずに、珍妙な名前を付けてしまう。 

これは、頭の悪い人達だという見方もできる。 

キラキラネームはやめるべきかどうか?は度が過ぎた珍妙な名前はやめるべき、だと思います。 

しかし、キラキラネームは、個性的な名前を追求しながら、社会認知度とのバランスを考えながら、進めていく、とういのが正解だと思います。 

就職への影響 

キラキラネームを付けるとしても、気になるのはやはり就職の面接です。 

キラキラネームではなく、珍妙な名前は企業の人事担担当者としたは、リスク要因になります。 

親が冷静な判断力がない人だったと見られますし、その子供はも同じだと思われる傾向にあるのは確かです。 

しかし、就職の何年か前になったら、自分の名前がその時代においても、珍妙すぎると感じたらたら、改名という手もあります。 

15歳になれば、親の承諾なしで改名できますし、費用も1,000~2,000円程度で済みます。 

めとめ

ここまでの話を次にまとめます。

  1. 「キラキラネームを付ける親が低脳だ」と言いだしたのは実業家の西村博之氏である
  2. 西村博之氏の主張は、キラキラネームによって、将来ハンディを背負うことになる、それを予測できないよいうな親は頭が悪いと主張
  3. 子供にハンディを背負わせるようなキラキラネームはは止めるべきだとも主張
  4. 小林康正教授の主張は、今まで誰も読めなかった名前が普及したことによって、皆が読めるようになる
  5. キラキラネームの範囲は常に変化する
  6. 問題があるのは、キラキラネームではなくて「昔からある珍妙な名前」
  7. キラキラネームは、1990年代の新生児名のデーターベース化によって、個性的な名づけが容易になったことにより普及し、それが難読化を生んだ
  8. 西村博之氏の主張は一部は正しくて一部は間違っている
  9. 西村博之氏のキラキラネームは固定的なものとの認識は、これは間違いであり、常に変化しする
  10. 西村博之氏は「昔からあるい珍妙な名前」のことを「キラキラネーム」だと誤認している
  11. 頭が悪いのはキラキラネームを付けられた人の親ではなく、「昔からいる珍妙な名前」を付けられた人の親が正解
  12. キラキラネームをやめるべきかというと、それは個性的な名前を追求しながら社会認知とのバランスをとりながら変化に対応していくのが正解。
  13. 珍妙な名前は就職でマイナスになる
  14. 15歳になれば親の承諾なしで、改名できる

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