鏡開きの正しい掛け声は「よいしょ」でいいの?

鏡開きは、色々なお祝い事のシーンでよく見かけます。

結婚式、開業祝い、優勝祝賀パーティー、〇〇周年祝賀会など、おめでたいイベントで行われていることが多いです。

 

そして、そのとき鏡を木槌で叩きますが、その際には必ず掛け声を出します。

このコラムでは、鏡開きの正しい掛け声についての情報をご紹介致します。

鏡開きとは


お正月の終わった後に行う鏡餅を開く行事のことを同じく「鏡開き」と呼びますが、樽酒を木槌で叩くのはこれとは別物の鏡開きです。

このコラムではは、樽酒を叩くほうの「鏡開き」の話になりますので、ご了解ください。

鏡餅の鏡開きに関しては次のコラムをご参照下さい。

樽酒の鏡開きには、鏡(天井の板)には神様が宿っていると考えられており、それを開くことで運が開くとされている行事です。
樽酒の開きの詳しい内容は次のコラムご参照下さい。

鏡開きのときの掛け声は?


一番一般的な掛け声は、木槌で叩くと同時に「よいしょ」が多いです。

尚、よいしょというのが1回と3回の場合があり、その場合は次のよに言うとよいでしょう。

掛け声

1回の場合
「せーの、よいしょ!」

3回の場合
「よいしょ!よいしょ!よしょ!」

尚、割る前に、【それでは、鏡開きを致しますので、「せーの、よいしょ」(または「よいしょ、よいしょ、よいしょ」)と言いよいしょで叩いて下さい】などと、割る人に叩くタイミングと掛け声を説明してから始めましょう。

鏡を叩くこつは?


木槌で鏡を叩くときには、ちゃんと割れないことがあります。

その要因は複数人で叩くときに、タイミングが合わないケースです。

一人だけ叩きそれが端っこを叩いてしまい、他の人は叩いていないと割れないことがあります。

鏡そのものは、割れやすい状態になっていますので、同時に叩けばカンタンに割れます。

本番の前に、割る人達全員に掛け声と、一緒にタイミングを合うように説明しておくと安心です。

できたら、木槌だけでも持っていき、2~3回エアーでリハーサルをすると良いでしょう。

注意する点

他に注意する点は、掛け声は大きな声でやるということです。

鏡開きはお祝いなので、盛大さと威勢の良さが必要です。

強い勢いのある掛け声をを出すことは、とても重要なので、それも事前に割る人へ説明とリハーサルをしておくと良いでしょう。

挨拶進行の例


鏡開きのときの司会進行のセリフ例をあげておきます。

司会進行の例

さて、今日はこのおめでたい日を迎えることができました!

そして、これに満足することなく、

よりおおきな進化と飛躍の場所に立つ日でもあります。

皆様のこれからの、更なる発展と、繁栄を祈願致しまして、

鏡開きを執り行います。

私が「せーの」と言いますので、

その後に皆さんは「よいしょー」と

大きな声で言ってください。

木槌をお持ちの方は、
「よいしょー」の声と同時に木槌を振り下ろしください。

それではまいりましょう。
せーの、よいしょー!

拍手をし、「ありがとうございました。」

 

結婚式もよいしょで良い?


結婚式だと、新郎新婦とご両親夫婦の3組で叩くことになりますが、新郎新婦は主賓なので、大きな声で「よいしょ!」というのはちょっと違うと感じる場合があるでしょう。

その時は「せーの」→「おめでとうございます」と一斉に声掛けするよう誘導するのがおすすめです。

まとめ


鏡開きはその場面にもよりますが、社内の行事や結婚式などの内々のものはそれほど問題にならないと思います。

一回で割れなくても、割る人が素早くもう一回叩いて割ってくれたりしますし、手間取ってもお愛嬌の範囲で収まるでしょう。

但し、外部のゲストが多数いるお披露目会などのときは、スパッときれい決まらないと、後から上司に段取りが悪いなどと叱られることもあるので、その場合は割る人と事前にカンタンな打ち合わせとリハーサルをしておくのがおすすめです。

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