毎年3月になると花見シーズンが始まります。
桜は日本の美しさを代表する、象徴だと言えるでしょう。
桜の花が咲きそして、舞い落ちるその様子は、日本の歴史とその美学が一杯詰まっている気がします。
そんな桜にも沢山の種類があり、咲く時期も色も形も違います。
このコラムでは、桜井の種類、数、名称、開花時期などについてまとめてみました。
目次
桜(サクラ)の種類・分類
桜は日本だけではなく、アジア全般の温帯地域に渡って生息している植物です。
しかし、日本では独自の品種改良が行われ、独自の発展を遂げ、桜は日本のも物というブランドが出来上がっています。
その種類は実に数百にも上りますが、それらを大きく分けると8つに分類されます。
その8つの分類は次になります。
分類名(群) | 内容 |
①自然交配や咲き方 | 自然交配によって名付けられた桜。ソメイヨシノ・八重桜・しだれ桜などがあり、その咲き方によって名づけられた桜です。 |
②チョウジザクラ群 | チョウザクラ群は、ガクの筒状になっている部分が大きめで、花びらが小さいときから特徴があります。咲いた花びらが180度に広がり、丁字のように見えるのが特徴です。チョウジザクラに似た品種やチョウジザクラの変種をチョウジザクラ群と呼んでいます。 |
③ヒカンザクラ群 | ヒカンザクラ群は高さは低~中になる種類が多くあまりなく目立たないのが特徴です。ヒカンザクラに近しい生態をもった品種やヒカンザクラを交配した品種群がこれにあたり、花は下向きに咲きます。 |
④エドヒガンザクラ群 | エドヒガンザクラ(江戸彼岸)は、彼岸の時期に花を咲かせることで名付けられた原種の1つで、早咲きで小さな花を咲かせます。そしてエドヒガンサクラに生態が近しい桜をエドヒガン群と呼んでいます。見た目はヤマザクラに似ていますが、エドヒガンザクラの花びらの下の方に付いている萼(がく)の下部が膨らんでいるのところに違いがあります。 |
⑤ヤマザクラ群 | ヤマザクラ群は、花と葉が同時に咲き、有名なソメイヨシノと咲く時期が重なり、野生原種の1つです。 |
⑥ミヤマザクラ群 | ミヤマザクラ群は、小さな花がまとまって咲き、ガクが反り返って花を咲かせるのが特徴です。 |
⑦シナミザクラ群 | シナミザクラ群は、中国南西部に7種類が確認されている桜です。範囲としてはシナミザクラを交配したり、シナミザクラに近い生態をもったりする品種群になります。 |
⑧マメザクラ群 | マメザクラ群は花びらが小さく、木が低いのが特徴のです。花や葉も小さく、それらの特徴から「豆桜」と呼ばれています。年間を通して複数回開花する品種もあります。 |
①自然交配や咲き方
「自然交配や咲き方」に属する代表的なサクラは次になります。
ソメイヨシノ
ソメイヨシノはエドヒガン系の桜と日本固有種のオオシマザクラの雑種の交配で生まれたことが分かっています。
日本では明治の中頃から沢山植えられた品種であり、メディアで「桜が開花した」というときの対象になっている「桜」はソメイヨシノのことであり、国内の観賞用のサクラの代表種に位置する品種。
「ソメイヨシノ」という名称の由来は、江戸末期から明治初期にかけて、江戸にあった染井村にいた造園師や植木職人達によって育成されたため「染井(ソメイ)」がその名称の一部になった。
またサクラの名所として名高い大和の吉野山(奈良県山岳部)の名を取り「吉野桜」として木が売られそれが広まった。
尚、吉野山には別種のヤマザクラも多く、それと混同しないために染井村との桜と同種だったことがら、「吉野」「染井」を合わせて「染井吉野(ソメイヨシノ」という名称がつけられた。
開花時期:4月上旬
八重桜
八重桜はサクラの品種を表す名称ではなく、八重咲きに花を付けるサクラの総称である。
ですので、八重桜というと非常に多くの品種があります。
日本国内で多いのはカンザン(関山)、イチヨウ(一葉)、フゲンゾウ(普賢象)、ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)などが代表的な品種になります。
ヤマザクラやソメイヨシノに比べて開花期が1~2週間ほど遅いため、ちょうどソメイヨシノが散るのと同じ時期に開花を始めます。
開花時期は関東や関西地域の場合4月中旬以降になり、開花してから散るまでの期間が比較的長いのも特徴になっています。
花の形はやや大きめで丸くふんわりとしており、一輪から非常に豪華に花ビラを重ねるものもありその形は多彩です。
室町時代から園芸品種が存在していることが知られており、強健さと鑑賞性の高さを特徴とするカンザンとイチヨウが多く植樹されています。
代表的な名所としては、関東では新宿御苑、関西では「桜の通り抜け」として知られる大阪の造幣局があげられます。
開花時期:4月上旬~5月上旬
シダレザクラ
シラレザクラはバラ科サクラ属の植物の一種で、エドヒガンの枝垂れ品種にあたります。
枝がやわらかいために枝垂れる桜の総称としても使われています。
系統としてはエドヒガン系が多く、品種も多岐にわたりヤエベニシダレやベニシダレなどが代表的なものになります。
開花時期は3月下旬~4月でソメイヨシノより1週間程度早いです。
尚、京都府の府花に指定されています。
開花時期:3月下旬~4月
②チョウジザクラ群
チョウジザクラはバラ科、サクラ属の植物。
桜の野生種の一つで東北南部より南の太平洋側と九州の一部に見られる。
山地を好んで分布しており、谷川の近くのような岩石の多い部分でも生息できる特徴をもつ。
「ちょうじ」という名前は花を横から見ると丁字や丁子(クローブ)のように見えることから来ている。
開花時期は3月下旬から4月下旬になる。
花の色は白からやや薄紅色で、五枚一重であり、花びらは小さく花全体で大きくても2cm前後しかない。
花は180度近くまで平たく開き、萼筒も長くそのため、下向きに咲くことが多い。
観賞用の価値が低いので、植えられる事は稀であるが、品種改良のために使われることが多い。
オオミネザクラ
山地にまれに生育。
オオヤマザクラとオクチョウジザクラの自然雑種。
元本園主任の久保田秀夫が新潟県新発田市大峰山で発見し、命名したとされる。
本州日本海側と中部地方に分布する。
チチブザクラ
本州全土の山地に分布する。
落葉高木で両性花である。
エドヒガンとチョウジザクラの自然雑種で、萼筒、花弁の形、鋸歯などが両種の中間の特徴を持っています。
秩父や日光地方で多く分布しており、日光市七里には市の天然記念物に指定された個体があります。
ナルサワザクラ
チョウジザクラとヤマザクラの雑種である落葉高木。
ニッコウザクラに似ていますが、葉の裏がやや白色を帯びているのと、花柄がほとんどないところが違いがます。
③ヒカンザクラ群
ヒカンザクラはバラ科サクラ属の植物。
サクラの原種の一つであり、旧暦の正月あたりに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)とも呼ばれる。
釣り鐘状の花をつけるのが特徴で、花が下向きに咲く。
中国語では「鐘花櫻花」と呼ばれ、花の色は白から濃い桃色まで様々で個体差が非常に大きい。
花の大きさは1.5~2.5cm程度と小さめで、高さは5m程度にしかならない。
多くの桜とは異なり花弁は散らず、萼のついた状態で落花する。
これに近い種がヒカンザクラ郡とされている。
開花時期は1月から3月になり、この早咲きの特性と、下向きに花が咲く特質が、他のサクラと交配した時に影響を与え、各地で優秀な園芸品種が生まれています。
近年では、サトザクラ「河津桜」が有名になり観光名所で多く見られる。
サトザクラ
園芸品種の多くを総称してサトザクラと言われており、多くは江戸時代後期に日本で作出された。
大きさは5~10mと小型で、開花時期はソメイヨシノより1週間ほど遅く開花期間も長い。
南は九州~北海道以南に広く分布する。
アタミハヤザキ(熱海早咲)
バラ科サクラ属の落葉小高木。
寒桜(カンザクラ)と早咲き大島桜(ハヤザキオオシマザラ)の交配種で、熱海の角田春彦さんという方が作出した園芸品種。
樹高は4~7mで小さめ。
開花時期は3月中旬である。
イズタガアカ(伊豆多賀赤)
寒緋桜と大島桜の交雑して作出された、角田春彦によって作られた品種。
早春を飾る桜で3月に咲く。
ミョウショウジ(明正寺)
カンザクラとシナミザクラの雑種と推定される。
ソメイヨシノと比べて1か月ほど早く開花します。
開花時期がお釈迦様の亡くなられた日(涅槃)の旧暦3月15日(新暦2月15日)のころだということで、別名としてとネハンザクラとも呼ばれています。
名前の由来は発見された場所が、愛媛県新居浜市黒島にある新四国曼荼羅霊場第29番札所の龍宝山明正寺(真言宗善通寺派)だったことから来ています。
④エドヒガンザクラ群
エドヒガンザクラはバラ科サクラ属の植物の一種。
桜の野生種の一つで、彼岸ごろに花を咲かせることからこの名前がつけられた。
この種にに近い桜がエドヒガン群とされている。
エドヒガンザクラは落葉高木であり、高さは15m-25mにまでなる。
葉は楕円形で長辺が5~10cmほどで、名前の通り春の彼岸ごろに花を咲かせる。
花の色は薄紅色から白で花弁は5枚で一重、萼の付け根が丸く膨らんでいるため見分けやすい。
葉より先に花が咲き、咲きはじめは他種に比べると一週間から十日ほど早い。
サクラの中では非常に長寿の種であるり、有名な名木には次のものがある。
エドヒガンザクラの名木
花が多く咲く特性から多くの品種の母種として使われており、ソメイヨシノの片親になっている。
開花時期:3月
モチヅキザクラ
落葉高木で樹高は15~20mほどになり、サクラの中で大型の部類に入る。
ヤマザクラとエドヒガンの交配種と推定されている。
花は白から薄い桜色で花弁は五枚一重で小輪。
花の開花時期は4月中旬ごろである。
じんだいさくら(神代桜)
山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にあるエドヒガンザクラの老木の呼称である。
国指定の天然記念物であり、山高神代ザクラ(やまたかじんだいざくら)と呼ばれ、樹齢はなんと1800~2000年と推定されている。
日本五大桜または三大巨桜の1つになっており1922年(大正11年)10月12日に国の天然記念物に、1990年6月に新日本名木百選に指定された。
うすずみざくら(淡墨桜)
岐阜県本巣市の淡墨公園にある樹齢が1,500年以上と推定される、エドヒガンザクラの古木です。
蕾のときは薄いピンク色で満開になると白に変化しさらに散り際には墨色になるので、その色の変化もこの桜の魅力である。
淡墨桜という名称は散り際に墨色になることから来ている。
樹高は16.3m、幹囲目通り9.91m。
日本五大桜または、三大巨桜の一つであり、1922年(大正11年)10月12日には国の天然記念物に指定され、開花の時期には多くの来場者を迎える。
樽見の大桜
兵庫県養父市大屋町樽見にある、樹齢500年とも1,000年を超えるとも言われている古木。
開花時期は4月中旬頃になり、この時候には多くの観光客が訪れる。
樹齢、幹周ともに10指に入る大桜。
1951年(昭和26年)6月9日に国の天然記念物に指定された。
石割桜
岩手県盛岡市にあリ、巨大な花崗岩の割れ目から育ったエドヒガンザクラのことで、直径約1.35m、樹齢360年を越える桜である。
1923年(大正12年)に国の天然記念物に指定された。
見ごろは4月中旬。
⑤ヤマザクラ群
ヤマザクラはバラ科サクラ属の落葉高木。
日本に10種あるサクラ属の基本野生種の中でも代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている。
サクラの中では寿命が非常に長く、樹高30mを超える大木になる。
樹形は箒形で、ケヤキに似ており、ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。
多くの場合葉芽と花が同時に展開する(開く)特徴があり、この違いでソメイヨシノと区別することができる。
日本、台湾、韓国、北朝鮮に分布し、開花時期は3~4月頃。
ヤマザクラは同一の地域のあるなかでも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色、新芽の色、樹形が異なる。
なので、同じ地域にあっても開花が1週間程度ずれることも珍しくない。
開花時期:3~4月
オオシマザクラ(大島桜)
樹高は15mに達する落葉高木で、葉は長さ5cm~10cm程度、先端が尖った倒卵形または楕円形で互生、細かい鋸歯を持ち、晩秋に紅葉する。
開花期は3月~4月で、葉の成長とともに茎の先端から数個の花をつける。
花弁は白色で大型の5弁、淡い芳香を持つ。初夏にかけて結実し、十分に熟した果実は食用となる。
オオヤマザクラ(大山桜・蝦夷山桜・紅山桜)
樹高は15mほどの落葉高木で、葉は長さ5cm~10cm程度、先端が尖った倒卵形または楕円形で互生し、細かい鋸歯を持つ。
晩秋に紅葉し、花期は3月~4月。
葉の成長とともに茎の先端から数個の花をつけて、花弁は白色で大型の5弁、淡い芳香を持ち初夏にかけて結実し、十分に熟した果実は食用となる。
関東以南の島嶼の海岸沿いから山地にかけて多く分布し、特に伊豆諸島に多く、和名の由来となっている。
シロヤマザクラ
オオヤマザクラの別名。
⑥ミヤマザクラ
ミヤマザクラは、バラ科サクラ属の落葉高木。
幹の高さは5-10m、径は40cmほどになり、大きいものでは高さ15m、径60~90cmにも達する。
花期は5~6月上旬になり、花は葉が完全に展開した後に咲き始める。
側枝の先に長さ4~8cmの総状花序をつけ4~8個の花がつき、花序軸には褐色の毛が密生する。
分布は北海道、本州、四国、九州で、山地の上部から亜高山帯下部に生育し、北国や標高の高いところに多く見られる。
蛇紋岩地帯や石灰岩地帯に見られ、朝鮮半島、中国大陸東北部、ウスリー、サハリンに分布する。
ミヤマという名前は、深山に生える桜、深山桜から来ている。
ミヤマザクラ
ミヤマザクラ群の種は日本でミヤマザクラ1種のみである。
⑦シナミザクラ
シナミザクラはバラ科サクラ属の植物で桜の一種。
原産は中国原であり、食用になる。
別名としてカラミザクラとも呼ばれる。
花期は3月上旬からと早く、花が咲いているときにはまだ葉が生えていないことが多い。
花は五枚一重で直径は2cm程度と小輪であり、花の色は白から若干紅色を帯びる程度。
ひと房に2輪か3輪の花を咲かせ、実もこれに準じ、二つがひと房になっていることが多い。
雄蕊が長いのが特徴で花びらは180°近くに開く。
高さは低目で10m以内に収まり、木の表面は灰色じみた褐色であり、枝を多く伸ばす傾向がある。
食用種がありセイヨウミザクラが使われる。
実の大きさは1.5cm程度であり、緑色から徐々に黄色→赤になり熟し、若干酸味が強い。
シナミザクラ(カラミザクラ)
⑧マメザクラ群
マメザクラはバラ科、サクラ属の植物で桜の野生種の一つ。
富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生している。
開花時期は3月下旬から5月上旬にまで及び、花弁は五枚一重で色は白から薄紅色で、花は1~2cmと小ぶりであり、花を下に向けて開くのが特徴である。
大きさは10m程度でにしかならず、樹高1m程の段階でも花をつけるようになる。
亜高山気候の場所でも育ち、一般的な桜より寒さに強く、木の肌は薄い灰色で、細い枝を長く伸ばす。
葉は広い楕円形で葉の端の鋸上の部分は切込みが深く、実は赤黒く熟する。
大きくならなくても花が咲く特徴のため、庭木や盆栽としても非常に有用である。
タカネザクラ(高嶺桜・峰桜)
花の色は薄紅色から白色で花の芯に行くほど色が濃くなります。
花の大きさは中輪から小輪であり、直径は2~3 cmで、花の開く頃には葉も開いてくる。
開花期は5月初旬とかなり遅め。
樹高は5~10m小さめ。
葉は互生で幅の広い楕円形をしており、葉の先は尾のように伸びている。縁は深めのぎざぎざになっていて、葉は秋には紅葉し落葉する。
チシマザクラ(千島桜)
千島列島南部、北海道から中部地方以北に分布している。
名称は千島地方に自生することから来ている。
樹高は0.5~5mと低木。
タカネザクラの変種で、葉柄、萼筒に毛がある点が違う。
開花期は5~7月とかなり遅いく、淡紅色から白色で、直径2~2.5cmほどの花を1~3個ほど散形状につけ、葉は卵状楕円形をしている。
桜の名木
桜の名木は、エドヒガンザクラのところであげた、「神代桜」「淡墨桜」「樽見の大桜」「石割桜」があるが、それ以外にもあるので、ここでご紹介します。
◆三春滝桜
樹齢推定1000年を超え、日本三大桜に数えられ天然記念物に指定された名木。
場所は福島県田村郡三春町にあり、種類としてはエドヒガン系のベニシダレザクラです。
1922(大正11)年に国の天然記念物の指定を受け、日本三大桜のひとつに数えられています。
枝が四方に伸びており、その綺麗なピンク色の花が咲き乱れる様は、水が滝を流れている様に見えることから滝桜と呼ばれる様になった。
樹高:13.5m
枝張り:東西25m。南北20m
◆石部桜(福島県会津若松市)
樹齢650年を超えるエドヒガンザクラ。
NHK大河ドラマの「八重の桜」のオープニングシーンで紹介されたことにより超人気観光地になった。
◆又兵衛桜(奈良県宇陀市)
樹齢300年を超えると言われるシダレザクラ。
名前の由来は戦国武将の後藤又兵衛が落ち延び、僧侶となって一生を終えたという伝説から来ている。
NHK大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングの場面に登場したことで有名になりました。
◆荘川桜(岐阜県高山市)
樹齢500年を超える2本の巨桜アズマヒガンザクラが立っている。
湖のほとりにあり、満開になるとライトアップされるので、とても雰囲気がよくデートスポットとしても人気を博している。
◆小岩井農場まきば園 一本桜(岩手県雫石市)
秀峰岩手山を背景に、小岩井農場に立っているエドヒガンザクラ。
樹齢は100年と推定。
ドラマ「冬のサクラ」のロケ地になったり、NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のオープニングシーンに登場して以来有名になりました。
まとめ
日本国内に見かける桜の80%は「ソメイヨシノ」です。
ですので、ソメイヨシノ以外の桜は珍しいのです。
桜は複数の種類を交配して、そのクローンで増やしているので開花時期が重なっていますが、既にご紹介している通り、ソメイヨシノ以外の品種は早く咲くもの、遅く咲くもの、開花期間が長いものがあります。
お花見シーズ以外にも実は、桜の鑑賞を楽しむことができるのです。
お花見シーズンのお花見は結構寒く、もう少し暖かくなってから外での飲食を楽しみたいという方も多いと思います。
開花期が遅い桜を探せばそれが可能になります。
また、マメザクラには小さいうちから開花して、開花期間も3~5月と長い品種があり、盆栽で自宅で育てながら楽しむことができ、2~3ヶ月もの間咲いてくれます。
桜の楽しみ方は、実はもっと幅広いということにお気づき頂けましたら幸です。