7月に入ると、全国各地で花火大会が開催されまます。
そしてまつりと一緒に開催され、毎年たくさんの人でで賑わうのが「天神祭奉納花火」です。
東京「神田祭」、京都「祇園祭」と肩を並べる日本三大祭とされているのが大阪市の「天神祭」になります。
この「天神祭」のフィナーレになるのが、「天神祭奉納花火」なのです。
100隻を超える船が大川に浮かび、かがり火が夜の天神祭の風情を深めてくれながら、花火が打ち上げられる光景は大阪の夏の風物詩になっています。
このコラムでは「天神祭奉納花火」の穴場スポット、混雑状況、時間帯、開催内容についての情報をご紹介致します。
目次
天神祭奉納花火の基本情報
まずは「天神祭奉納花火」の基本情報をご紹介致します。
項目 | 内容 |
日時 | 2018年7月25日(水) 19:30~20:50 |
開催場所 | 大阪府大阪市北区、都島区 / 川崎公園・桜之宮公園 |
アクセス | 交通 JR桜ノ宮駅西口から桜之宮公園沿いを南へ徒歩2分、京阪鉄道・大阪市営地下鉄天満橋駅から徒歩5分 |
打上数 | 5000発 |
打上げ時間 | 80分 |
例年の人で | 130万人 |
有料席 | テーブル指定席5500円、砂浜自由席4000円。 ※問い合わせは「天神祭特別観覧席」事務局(06-6809-1588)へ |
荒天の場合 | 荒天時は中止 |
問い合わせ | 大阪天満宮 電話:06-6353-0025 |
❐花火打上げ場所マップ
天神祭奉納花火の見どころ
天神祭奉納花火の見どころをご紹介致します。
天神祭というまつりの行事のなかのメニューなので、ただ花火を楽しむだけではなく、まつりの最後を飾る奉納の意味が込められおり独特の風情があります。
約100隻の大船団のかがり火と、約5000発の花火が大阪の街の夏の一夜キレイに飾りとても幻想的光景を表現してくれます。
天神祭奉納花火の見どころは、オリジナルの「紅梅」と「文字花火」です。
「紅梅」は、梅の名所である大阪天満宮のオリジナル花火で、梅鉢の形の花火が打上げられます。
文字の仕掛け花火は、毎年違うユニークな花火文字が花火によって描かれます。
人気スポットの場所取り
次の項で10箇所の人気・穴場スポットをご紹介しますが、そもそもそれらのスポットでの場所取りする為の条件を挙げてみます。
天神祭奉納花火は大型の打ち上げが無いために、距離が遠いとあまり楽しめないので、打ち揚げ場所の直近に極端に人が集まるという傾向があります。
ですので、桜宮橋より北側は打ち上げ場所に近いため、一番人気のスポットになりますので激しく混みあいます。
桜之宮公園は広大な面積があるのですが、そこが埋まってしまう程の人の流入があるので、目安としては15時には現地に行き場所を確保する必要があります。
次に人気の源平橋付近ですが、ここは交通規制がかけられ橋が観覧スペースになり安心して見ることが出来る場所です。
桜之宮公園ほどは混みませんが目安として16時には現地入して場所取りをする必要があります。
・源平橋付近は二番人気で16時には場所取りする。
この2点を留意する必要があります。
穴場(人気)鑑賞スポット10選
天神祭奉納花火がキレイに見えて人気があるスポットは、次の10箇所になります。
人気・穴場鑑賞スポット10選
(2)OAPレジデンスタワー東側の公園
(3)大阪メディアパーク付近
(4)源八橋の東側
(5)川崎橋周辺
(6)櫻宮神社
(7)都島橋
(8)飛翔橋
(9)藤田邸跡公園
(10)泉布観前公園
・青☆マーク:花火打上げ場所
・オレンジ:人気・穴場鑑賞エリア
これらの人気スポット混雑は半端ではないレベルです。
特に、桜之宮公園の桜宮橋の北側エリアは、二つの打ち上げ場所の真ん中に位置しており、一番見ごたえがある場所なので、超激混エリアになり身動きが取れなくなる程になりますがそれ覚悟で見るというのも一つの選択肢だとは思います。
更に、花火終了後駅までの道のりが半端なく混みます。
その他の場所は、それほど混みませんが、デメリットもあります。
10箇所の特徴をそれぞれご紹介致します。
(1)桜之宮公園周辺
❐花火打ち揚げ場所までの距離:直ぐ
❐最寄り駅:JR環状線「桜宮駅」、JR東西線「大阪城北詰駅」
マップで分かる通り桜之宮公園はとても広く、この公園内であればどこからでも花火は見ることが出来ます。
とくに桜宮橋の北側は迫力があって最高の場所ですが、その混み具合は半端ではなく、それを覚悟することと、15時ごろにから場所取りする必要があります。
桜宮橋よりも南側に行ってしまうと、北側から打上げられる花火は見づらくなりますが、混み具合は低くなります。
(2)OAPレジデンスタワー東側の公園
❐花火打ち揚げ場所までの距離:直ぐ
❐最寄り駅:JR東西線「大阪天満宮駅」、地下鉄「南森町駅」
この場所も北側、南側両方の打ち揚げ場所のほぼ中間地点に位置するので、ど迫力な上にとてもキレイに鑑賞できるポットです。
半円形階段状の公園になっており、座って花火を鑑賞できますので人気があります。
そのため、早めに場所取りする必要があります。
(3)大阪メディアパーク付近
❐花火打ち揚げ場所までの距離:直ぐ
❐最寄り駅:JR環状線「桜ノ宮駅」、「天満駅」、JR東西線「大阪天満宮駅」、 地下鉄「南森町駅」
ここは北側の打上げ場所から川を挟んで直ぐの場所なので、大迫力です!
そのため、花火開始前になるとスシ詰め状態になります。
ここの利点は階段に座って観賞できることですが、仕掛け花火は見にくいというデメリットもあります。
尚、レジャーシートなどをおいて場所取りするのは禁止になっているので、早めに到着してそこに居続ける必要があります。
(4)源八橋の東側
❐花火打ち揚げ場所までの距離:約500m
❐最寄り駅:JR環状線「桜ノ宮駅」、「天満駅」
打上げ場所に近いために、混雑必至の人気スポットです。
源八橋は毎年18時頃から交通規制がかかりますので、安心して花火を鑑賞することができます。
目安としては、15時から16時から場所取りが必要になります。
おすすめは橋の東側になり、花火が見やすいポジションなうえに船渡御も見物できます。
(5)川崎橋周辺
❐花火打ち揚げ場所までの距離:約750m
❐最寄り駅:地下鉄「大阪城北詰駅」、谷町線「天満橋駅」
打ち揚げ場所から少し離れますが川崎橋周辺も良い鑑賞スポットです。
離れていると言っても、直線距離にして750mほどになり十分花火を楽しめる距離です。
この辺になると混雑は少なく。18:00~23:00までの間は通行止めとなり、おすすめが橋の東側です。
近くに公衆トイレがあり、安心感があります。
(6)櫻宮神社
❐花火打ち揚げ場所までの距離:直ぐ
❐最寄り駅:JR環状線「桜宮駅」「天神橋筋六丁目駅」、JR環状線「桜ノ宮駅」JR東西線「大阪城北詰駅」
桜之宮公園を通りを隔てて東側にある、神社です。
桜之宮公園よりは空いており、距離的には北側打上げ場所から激近なポイントになりますが、境内にある木などによって花火が見にくいという欠点はありますが、踊りやお囃子があるのでお祭りの雰囲気を楽しめます。
(7)都島橋
❐花火打ち揚げ場所までの距離:約1.2km
❐最寄り駅:地下鉄谷町線「都島駅」、JR環状線「桜宮駅」
距離はかなりあるため打ち上げ花火しか観れませんが、鑑賞できる場所です。
ライトアップされた大阪城を見ながら花火も観覧することができるのが良い点です。
(8)飛翔橋
❐花火打ち揚げ場所までの距離:約1.5km
❐最寄り駅:地下鉄谷町線「都島駅」
都島橋から少し北にある場所で、打ち上げ花火しか観れませんが、花火は鑑賞することができます。
花火鑑賞には限界の遠さでギリギリ見ることが出来る距離です。
ここからもライトアップされた大阪城を見ながら天神祭奉納花火を鑑賞することができます。
(9)藤田邸跡公園
❐花火打ち揚げ場所までの距離:約500m
❐最寄り駅:JR東西線「大阪城北詰駅」
桜之宮公園の北側と比べると、仕掛け花火が見えにくく、見える場所が限定されますが、混雑は随分と少なくなるスポットです。
(10)泉布観前公園
❐花火打ち揚げ場所までの距離:直ぐ
❐最寄り駅:JR東西線「大阪城北詰駅」、JR東西線「大阪天満宮駅」
打ち上げポイントから近いので迫力満点の花火が鑑賞できます。
早い時間から埋まってしまうので、早めの場所取りが必要です。
有料観覧席
天神祭奉納花火には有料席が用意されています。
有料なので当然ではありますが、天神祭奉納花火の一番の鑑賞スポットは有料観覧席です。
❐有料観覧席のマップ
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画像出典元:天神祭奉納花火有料観覧席公式ページ
席は川の水辺に設置されおり、超ど迫力で花火を楽しむことが出来ます。
欠点は船渡御は見られない場所だという点です。
❐有料席料金
・テーブル指定席:22,000円(4人まで)
・砂浜自由席:4,000円
※両席ともソフトドリンク1本と限定オリジナルレジャーシート付属。
❐購入方法
チケ探というサイトのみから購入できます。
❐売れ行き
テーブル席の方が人気が有り、7月に入ると売り切れるか可能性が高いです。
砂浜自由席はかなり直前まで空いている可能性が高いです。
交通規制
当日は交通規制が敷かれますので、そのマップをご紹介致します。
❐交通規制日程
24日~25日
※花火のときだけではなく、まつり期間中規制されます。
画層出典元:大阪府警
道路・駐車場混雑状況
天神祭奉納花火には、臨時駐車場の設置はありませんので、普通の有料駐車場に駐める必要があります。
大量に人が流入し、更に交通規制が敷かれるという点を考えると、花火会場付近まで車で行って近隣の駐車場に車を駐めるというのは、大渋滞に巻き込まれる可能性が高いのでおすすめは出来ません。
さらに、近隣の駐車料金が高く、最大料金制限なしの、20分300円~30分400円が相場になります。
少し離れた駅の近隣の駐車場へ車を駐めて、そこから電車で行くというのはおすすめの方法です。
屋台情報
天神祭奉納花火開催時には、たくさんの屋台が並びます。
花火と屋台というのは、やはりセットで楽しみたいものです。
屋台のが並ぶエリアは、次になります。
屋台出店エリア
(2)JR天満駅から大川にたどり着くまでの、天神橋筋商店街
(3)大阪天満宮境内
(1)は花火と屋台を一緒に楽しめるので良いですが、欠点は激混み状態にあるという点です。
(2)の混雑具合は少し低いのと、地元の商店が出店している店がありますので見るだけでも楽しめるかもしれません。
(3)ここが一番混雑が少ないです。
まとめ
天神祭奉納花火は、毎年沢山の人が楽しむ一大イベントですが、都市部で開催されため大きな打ち上げ花火が難しため、近くで見る必要があります。
そのため、大混雑してとても疲れるかもしれませんが、夏の暑い日に人混みでもみくちゃにされながら花火を見て、屋台でB級グルメを食べて帰るとうのも、夏の一夜楽しみ方なのだと思います。