多くの不動産業者の口コミ情報を見ると、悪いことばかり書かれています。

それは、不動産屋としては、顧客の希望を可能な限り無視して今手元にある物件に入居させることが、最優先されるからです。

逆に顧客の希望を聞き、それに合った物件を探すということは、時間と手間がかかり、そのままコスト増につながります。

営利企業としては、コスト増になるような工程は極力排除するというのは常に至上命題です。

 

顧客の利益と、不動産屋の利益が真逆なわけですがこれを「利益相反」と言います。

不動産屋と顧客の間に「利益相反」がある限り、利用者の不動産屋への不満は収まることはないでしょう。

 

この「利益相反」の問題を一定レベルでクリアしてくれるのが、「イエプラ」です。


イエプラの概要

イエプラの概要は次になります。

設立:2010年3月
特徴:チャットを使って、希望の物件を探してくれるサービス
運営企業:株式会社エヌリンクス
資本金:10,000,000円
従業員数:550名(正社員400名)
物件エリア:東京、埼玉、神奈川、千葉・大阪・京都・奈良・兵庫

 

 

イエプラとは

→イエプラホームページ

イエプラは、自分で賃貸物件仲介会社のホームページへ行き、そこで希望の案件を検索して物件を探すのではなく、賃貸専門スタッフに希望の条件をチャットで伝え探してもらうサービスです。

このようなサービスは「コンシェルジュサービス」と呼ばれています。

不動産屋の店鋪に出向き、そこの担当者に希望の物件内容を伝えて、探してもらうのが普通の不動産屋ですが、イエプラはこの工程をチャットで行うのです。

 

 

イエプラの良い点(メリット)

イエプラの良い点を挙げてみます。

(1)取扱い物件数は500万件とホームズやスームに匹敵する膨大な量があり、未公開物件なども紹介される。
(2)チャットで希望を伝えてからの回答が物凄く早い。
他にもコンシェルジュサービスはありますが、対応速度は一番早いです。
大体60秒ほどで回答が帰ってきます。
(3)深夜0時まで営業しているので、忙しい方にも便利。
(4)敷金・礼金の値引き交渉もしてくれる。
(5)「ATBB」という有料物件情報サイトを無料で見れるようにしてくれる。
(6)仲介手数料は基本的に家賃の1ヶ月分ですが、値引き交渉を積極的にやってくれる。
(7)不動産屋に出向く必要がない。
(8)チャットなので、ワガママをを言いやすい。
(9)費用は無料で利用でき、契約に至っても至らなくても無料。
チャットで物件を探してくれる会社に「ノマド」がありますが、「ノマド」は登録してから2週間は無料ですが、それ以降は利用料がかかります。
イエプラは完全無料です。
(10)女性のスタッフが多い。
(11)入居後もチャットでトラブルに関する相談を受け付けてくれる。
基本不動産屋は契約してときの手数料で利益を出しているので、契約後の対応はしないのが通常ですが、イエプラはそこまで無料で対応してくれます。




イエプラの悪い点(デメリット)

イエプラの悪い点を挙げてみます。

(1)入居予定日が半年以上先の場合は相手にしてくれない。
チャットで入居予定が半年以上先だと伝えた瞬間、いきなり塩対応になります。
多分、半年以上先に開くと分かっている物件数は極めて少ないため、希望物件を提案するのが困難なためだと思います。
(2)対応エリアは、東京、埼玉、神奈川、千葉・大阪・京都・奈良・兵庫のみ。
それ以外の物件は取扱がありません。
2017年10月~関西エリアへと拡大したので、今後もっと広がる可能性はあるでしょう。
(3)チャットでも営業感はやはりある。
(4)物件探し、内見、契約とその度に対応する人が変わるので、対応に一貫性がない。
(5)自分で物件を探すことはできない。
あくまでコンシェルジュサービスなので、自分でネットで物件情報を見ながら探したい人には向きまん。

 

 

イエプラに合う人

イエプラに合う人の特徴を次に挙げます。

(1)不動産屋に出向くのが嫌な人。
(2)対面で売り込まれるのが苦手な人。
(3)昼間に時間がなく、夜しか時間がとれない人。
(4)掘り出し物部件を探している人。
(5)遠方から引っ越してくるので、現地には探しにけない人。
(6)女性のスタッフに対応してほしい人。
(7)初期費用を抑えたい人。

 

 

イエプラに合わない人

イエプラに合わない人の特徴を次に挙げます。

(1)対面で話をしたい人。
(2)引っ越し予定が半年以上先の人。
(3)チャットが苦手な人。
(4)一人の担当者に物件探し、内見、契約と一貫して話しを進めたい人。

イエプラの口コミ

イエプラの口コミ情報を拾ってみました。

チャット、内見、契約と担当者が変わっていくのは、やはりやりづらいですね。

 

逆に言うと、チャットの段階でどれだけ自分が希望する物件を見つけるか?にこのサービスは掛かっていると言えるでしょう。

 

 

利用登録の方法

イエプラの登録方法は簡単です。

イエプラ登録ページ

 

Step1 登録ページでメールアドレスの登録

Step2 条件設定

Step3 担当スタッフが物件を紹介してくれる

登録が完了すると、次の画面が出てきて、入力した条件に合った物件が自動的に表示されます。
この物件から選んでも良いですし、もっとみたいなら、チャットでより具体的な要望を伝えると、素早く回答をくれます。

 

右下の部分がチャット入力欄です。

 

登録時に自動的に入ってくるチャットでのメッセージ。

登録には3分もかかりませんし、特にになんらかの回答を直ぐにしなければならないこともありません。

自分が質問・依頼をしたいときにすればよいので、気が楽です。

 

 

イエプラの使い方

イエプラを使ってみて思ったことは、ちゃんと自分の希望条件を明確に持っていることが必要です。

この話はイエプラだけではなく物件探しの基本ですが、自分の希望条件を書き出し、その条件の優先順位を付けておくということをしておかないと、なかなか話しがまとまりません。

 

希望条件が沢山有ると、全ての条件をクリアしてる物件なんてないので、妥協できる分はなんなのかをちゃんと自分の中で決めておかないと話しが進まないですね。

 

イエプラはチャットで内見を迫ってきますが、断ればいいですし、無視しても大丈夫です。

なので、結構気軽に物件を探せる面白いシステムだと思います。

 

 

「利益相反」を小さくするシステム

冒頭で話しをしました、不動産屋と顧客との「利益相反」を埋めるには不動産屋側が物件当たりの探す時間を極小化することで、それが実現すると考えます。

不動産屋の店頭に出向き、物件を探してもらうと、担当者はコンピューターで検索したり、なにやら棚に整理してあるファイルを取り出し希望の物件を探したりしていますが、この方法では非常に効率が悪く、結局彼らは物件を探すことを極力避けようとします。

不動産業界は非常にIT化が遅れており、古くて効率の悪い業務管理をしているために、仲介手数料が家賃の1ヶ月分というとてつもなく高額な手数料がかかります。

(1)希望の物件を探す
(2)条件があったら契約手続きをする

たったこの2つの業務処理だけで家賃10万円の物件なら、仲介手数料も10万円も取ります。

スーモ、ホームズ、nifty不動産などの不動産情報サイトには、数百万件を超える賃貸物件情報が掲載されています。
その情報を見るのは無料です。
物件を探すとうい作業は、今や付加価値がゼロの時代です。

さらに契約に関する手続きは、決まりきった契約を印刷してハンコを押すだけです。

IT社会になった今に於いて、ほとんど付加価値がゼロに近い業務に家賃一ヶ月分という高額なお金を取る理由は、不動産会社、家主が行っている営業・業務が著しく効率が悪いからです。

圧倒的に探す時間を少なくすることがイエプラではできているように思います。

登録時点では自動的に希望条件に合った物件が表示され、コンピューターでの自動表示なので、多数の依頼が同時に入っても一瞬で物件を探し提示できてしまうのです。

 

チャットでのやり取りも日本語が少しおかしいときがあるのですが、もしかしたら半分AIを使って物件を検索して、それをコピペして担当者がチャットで回答しているのではないかと推測します。

 

やたら回答が早いのもAIかそれに近いシステムを持っているのではないかと勘ぐってしまいます。

 

これらのシステムを使うことによって、「探す物件数/時間」が通常の不動産屋のアナログ的な探し方よりも大幅に短縮されて、それが顧客の希望を叶える物件を見つけることに寄与しているのではないかと思います。

 

イエプラの評価

イエプラを勝手に評価してみました。

 

イエプラの評価
★★★★★(90点/100点)
取扱物件数 ★★★★★
スタッフの接客 ★★★☆☆
期間限定特典・サービス ★★★☆☆

 

まとめ

イエプラの特色、メリット、デメリットなどについて次にまとめます。

(1)取扱い物件数は500万件とホームズやスームに匹敵する膨大な量です。
(2)チャットで希望を伝えてからの回答が物凄く早い。
(3)深夜0時まで営業しているので、忙しい方にも便利。
(4)費用は無料で利用でき、契約に至っても至らなくても無料。
(5)女性のスタッフが多い。
(6)物件探し、内見、契約とその度に対応する人が変わるので、対応に一貫性がない。
(7)自分で物件を探すことはできない。
(8)チャットでも営業感はやはりある。
(9)入居予定日が半年以上先の場合は相手にしてくれない。

イエプラ向きの人はある程度入居までの期間に余裕があって、希望条件にバッチリあった物件のみを内見するというスタンスの人だと思います。

チャットで内見を進められても、希望の物件でなければきっぱりと断る姿勢が必要です。

逆に言うと、多くの利用者が希望が不明確なために、気に入らない物件を内見してしまうと、この会社の生産性は落ちてしまい、サービス品質の低下が進むでしょう。

逆に、気に入った物件のみ内見するという姿勢の利用者ばかりになると、自ずと工程が省力化されて、サービス品質も上昇するでしょう。