「イエプラ」というオンライ不動産サービスは、ネット上で色々と言われていて、良い口コミも悪い口コミもあります。
実態はどうなんだろうと思い、実際の部屋探しをするのに使ってみました。
その率直な感想を書いてみます。
「イエプラ」とはどんなサービスなのかについては次のコラムで書いておりますので、そちらをご参照下さい。
イエプラ関連の記事も興味がありましたら、ご参照下さい。
イエプラのメリットとデメリット
色々なところで言われているイエプラのメリットとデメリットは実際に使っても本当にそうなのか?という観点で書いてみます。
まずイエプラのメリットとデメリットを挙げてみます。
【イエプラの良い点】
・チャットで希望を伝えてからの物件提示のスピードが非常に早い
・希望に沿った物件を提示してくれる
・契約を締結するまでの費用は無料
・チャットでのやり取りのレスポンスが非常に早い
・細かい質問に対しても結構回答してくれる
・取扱い物件数が多い
・掘り出しもの案件がある
・未公開物件がある
・仲介手数料、敷金礼金、家賃の割引交渉に応じてくれる
【イエブラのデメリット】
・入居予定日が半年以上先の場合は相手にしてくれない
・対応エリアは、東京、埼玉、神奈川、千葉・大阪・京都・奈良・兵庫のみ
・チャットでも営業感はやはりある
・物件探し、内見、契約とその度に対応する人が変わるので、対応に一貫性がない
・自分で物件を探すことはできない
・チャットでのやり取りで見当違いな回答がくることがある
イエプラの実際はどうなのか?
ここからは、実際に使ってみてどうだったのかをお伝えします。
【イエプラの良い点】
チャットで希望を伝えてからの物件提示のスピードが非常に早い?
→実際にレスポンスは早いです。
住みたい駅、部屋の広さ、間取り、駅から距離、家賃、鉄骨、階数をなどの条件をチャットすると大体3~5分で複数の物件を提示してくれます。[/su_note]
提示してくれる物件は、こちらの希望に沿ったものを出してくれるか?
→ここは微妙なところで、条件を細か指定すればするほど、その条件全てに合った物件を提示してくれる可能性は低くなります。
自分の側の使い方次第になる感じで、希望条件を少なくして沢山だしてもらうこともお願いすればできます。
契約を締結するまでの費用は無料なの?
→これは本当に無料です。
持ち込み物件も取り扱ってくれるの?
→これは本当です。
@nifty不動産、スーモ、ホームズに掲載されている物件を連絡したら、速攻で空き状況を回答くれました。
チャットでのやり取りそのものは早い?
→質問に対しての回答は早いです。
その物件はアフターサービスはどこがやるんですか?作りは鉄筋ですか鉄骨ですか?内装のリフォームされていますか?などの質問にも5分程度で回答がきます。
但し、質問によっては分からないので、内見の際に確認してくださいと言われる場合もあります。
細かい質問に対しても結構回答してくれる?
→結構答えてくれますが、分からないことも結構あります。
物件のデーターベースに書いてあることは即回答をくれるのだと思います。
ベランダの日当たりは良いですか?などと聞いた場合、物件によっては分からないという返事が来たりします。
この点は、データベースに書かれている情報に左右されるのでしょう。
取扱い物件数が多い?
→かなり多いと想います。
私は駅を起点に物件を探してもらいましたが、大手のホームズで条件を絞って検索してヒットした件数ほどまでは行きませんが、それに近い物件提示をもらいました。
このときに、該当物件をもっと出して下さいと言う必要があります。
相手があまりに沢山出すと困ると思っている場合があるので、自分の意志を明確に伝える必要があります。
掘り出しモノ、未公開物件の案件がある
→これはあります。
私は賃貸住宅を検索するのが好きなので、イエプラから提示のあったお部屋が他でもあるのかを調べてみたら、ときどきないケースがありました。
仲介手数料、敷金礼金、家賃の割引交渉に応じてくれる
これは本当にケースバイケースです。
「いい部屋ネット」などの取扱物件があれば、そこと直接申し込んだと同じように敷金礼金更新料ゼロ円などのキャンペーンを適用してくれます。
しかし、気に入った物件が金額面での対応をしてくれない場合もありました。
これは、家主から対応できないとの返事がくればそれまでなのだと思います。
ただし、チャットなので、ダメ元で値切り依頼をしちゃうということがしやすいです。
【イエブラのデメリット】
入居予定日が半年以上先の場合は相手にしてくれない?
→これは本当です。
チャットで聞いてみたら、その「場合は引っ越し予定日にもっと近くなってからお願いしています」と言われました。
対応エリアは、東京、埼玉、神奈川、千葉・大阪・京都・奈良・兵庫のみなの?
→これは本当です。
チャットでも営業感はやはりあるの?
→あります。
内見をしませんか?と迫られます。
内見をしたくないお部屋なら、ちゃんと理由を言って断るようにしないと、しつこく言われます。
物件探し、内見、契約とその度に対応する人が変わるので、対応に一貫性がない?
→これは本当です。
チャットで、アフターケアはどこがやるのですか?と聞いたところ、「内見のときに担当者へ確認してください」と言われ内見当日そのことを聞くと、チャットでの質問が全く伝わっていなくて、回答は2~3日後でした。
チャット担当者と内見担当者との連携のシステムが存在していない様に思います。
「チャット担当者⇔内見担当者⇔契約時の不動産屋」
この連携は正直全く機能していない様に思えました。
自分で物件を探すことはできないの?
→これは出来ません。
あくまで、こちらは希望を伝えるだけ。
これは、私のような賃貸物件を検索するのが好きな人間にとってはストレスです。(笑)
チャットでのやり取りで見当違いな回答がくることがある?
→あります。
これは担当者の能力によって違ってくると思いますが、気に入った物件がないので、この条件で再度調べて貰えますか?とお願いすると、その条件とは違いう物件を提示されたりしました。
チャットはこの辺が難しいですね。
やはり、細かい意思の疎通が上手くいかなかったりします。
これは、相手の担当者のレベルもありますし、こちらのチャットを使った意思疎通の巧みさにもよります。
まとめ
イエプラは本当に素晴らしいサービスです!
とは言えません(笑)
チャットでのやり取りではやり、細かい意志の疎通がとれない場面が必ずでてきます。
それと、こちらの条件提示をハッキリとさせておく必要があります。
これはお部屋探しの鉄則ですが、自分が希望する条件を書き出して、それに優先順位を付けランキング化し、ランキング○○位までは絶対に妥協できないというハッキリとしたラインを決めるべきです。
それが決まっていない人が、このサービを使うと迷走すると思います。
逆に、希望条件と妥協点をが決まっている人は、ここまでは妥協できるけど、ここは出来ないとハッキリとチャットで伝えることで、このサービスは有効に機能すると思います。
優先順位を決める方法については次のコラムをご参照下さい。
その意味で利用者側もリテラシーが必要で、その意識があれば、掲載物件数は多いですし、未公開物件、情報の新鮮度も高く、他サイトからの持ち込み物件の問い合わにも迅速に回答を引き出すことができますので、希望のお部屋に出会える可能性は高まるでしょう。
よく口コミで悪く書いている人は、「チャットでお願いすると、希望の部屋を探してくれる」という受け身姿勢の人なんだと推測します。
相手がこちらの意を酌んで、物件を探してくれるというスタンスだとこのサービスは全然機能しません。
チャットでは意を酌んで貰うというのは難しいと思います。
こちらから、相手を上手く使い倒すというスタンスで行くと、このサービスはかなり役にたちます。