石橋和歩被告、今日のニュースで、「危険運転致死傷の罪」で起訴されたことが明らかになりました。
「危険運転致死傷罪」は一定の危険な状態で自動車を走行・運転し人を死傷させる罪である。
2001年(平成13年)の刑法改正により刑法第208条の2に新設された。
その後、同規定は自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律(平成25年11月27日法律第86号)により、同法律に独立して規定されることとなった。
今までは過失傷害という過失という枠での罪だったのが、故意犯たる傷害犯という障害の罪になる法律が出来たのです。
傷害致死罪類似の罪としての規定される法律ができたことで、クルマによって起こされた悪質な傷害行為を重罪に処することが出来るようになったのです。
NHKの記事東名高速道路でワゴン車がトラックに追突され夫婦が死亡した事故で、ワゴン車の進路を妨害したとして過失運転致死傷の疑いで逮捕された男について横浜地方検察庁は31日、より刑の重い危険運転致死傷の罪で起訴したことが捜査関係者への取材でわかりました。
ことし6月、神奈川県大井町の東名高速道路で大型トラックに追突されたワゴン車に乗っていた静岡市の自動車整備会社経営、萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)が死亡し、15歳の長女と11歳の次女がけがをしました。
この事故で、ワゴン車の前に車を止めて進路を妨害したとして過失運転致死傷などの疑いで逮捕された福岡県中間市の建設作業員、石橋和歩被告(25)について、横浜地方検察庁は31日、危険な運転で人を死亡させた場合に適用されるより刑の重い危険運転致死傷などの罪で起訴したことが捜査関係者への取材でわかりました。
これまでの調べで石橋被告は事故の前、パーキングエリアで萩山さんに駐車方法について抗議され、その後、ワゴン車を追いかけて前に割り込んだり極端に接近したりしたあと、車を止めてワゴン車を停止させ、およそ3分後に追突事故が起きていました。
2人の娘「無謀な行動する人減って」
亡くなった萩山さん夫婦の2人の娘が弁護士を通してコメントを出しました。
高校1年生の15歳の長女は「重い罪で処罰することは難しいと思っていましたが、危険運転致死傷罪で起訴できたと知り本当によかったと思います。これを機会にあのような無謀な行動をする人が減ればうれしいです」と訴えています。
小学6年生の11歳の次女は「悪いことをしたのになぜ軽い罪になってしまうのか、重い罪で処罰してもらいたいとずっと思っていました。犯人には二度と運転してもらいたくないです」と訴えていました。
友香さんの父「娘帰らぬが重い処罰を」
萩山友香さん(39)の72歳の父親は弁護士を通してコメントを出しました。
「どんな罪で処罰されたとしても娘は帰ってきません。それでも、できるだけ重く処罰してもらいたいという気持ちはずっとありました。私には法律のことはよくわかりませんが、危険運転致死傷罪で起訴してもらったことは感謝しています」としています。
裁判での判決がどうなるかは、分かりませんが、石橋和歩被告に行為は過失傷害でもなんでもなく、明らかに故意に行った傷害行為でしょう。
暴力傷害事件と同等の判決を期待したいです。