11月になると、パン屋さんにシュトーレンが並びはじめます。
といっても、並ぶのはほんの一部のパン屋さんだけですが。
そんななかで、コストコにもありましたね。
オーベルバターシュトーレン。
これが、値段の割には以外にイケル味を出してくれます。
このコラムでは、コストのシュトーレンを徹底評価しみました。
目次
コストコシュトーレンのスペックは?
まずは、コストコシュトーレンのスペックを見てみましょう。
OEBEL Butter Marzipanstollen
名称:菓子
原材料名:レーズン、小麦粉、バター、砂糖、アーモンド、オレンジピール、レモンピール、バターファット、酵母、ぶどう糖、転化糖、ヘーゼルナッツ、食塩、全卵粉、小麦でんぷん、植物油、香辛料、安定剤(ソルビトール)、香料、乳化剤、増粘剤(グァーガム)
内容量:1kg
サイズ:長さ27cm☓太さ12cm☓高さ6cm
賞味期限:購入日より2ヶ月半先まで
保存方法:直射日光や高温多湿を避け、17〜19℃の涼しい場所で保存してください。
カロリー:3880cal
価格:1,080円(税込)
生産はドイツで行っており、それをコストコが輸入して日本で販売しています。
本国ドイツでは、この1kgサイズ以外に200g・500g・750gがあるのですが、コストコでは1kgサイズしか置いていません。
これがコストコ流なのでしょう。(笑)
シュトーレンはクリスマス前に食べる菓子パンなわけですが、コストコでは毎年販売しているわけではないと思います。
うっすらした記憶ですが、置いていない年もありました。
ちなみに2018年は販売されています。
シュトーレンとは、ドイツでクリスマスを待つアヴェント(イエス・キリストの降誕を待つ期間)の間に食べるドライフルーツやナッツを練り込んだ、パウンドケーキみたいな菓子パンのことを言います。
もっと詳しい情報は別のコラムで書いていますのでご参照ください。
メーカーのオーベルの歴史
100年以上もシュトーレンを作っているベーカリーメーカー。
コンディトライ・オーベルとういうお店は、DLG(ドイツ農業協会)のコンテストで金賞を取っているそうです。
このDLGのコンテストというのは、1885年に設立され120年以上の歴史があり、世界で最も古い品質競技会なんだそうです。
オーベルは老舗で名門なヨーロッパのベーカリメーカーということになります。
味の評価は?
コストコシュトーレンの香りは
香りは、袋から出した時にまず、ふわーとラム酒の香りが漂ってきます。
食べている時は、ラム酒とバターとドライフルーツの香りが、鼻を抜ける感覚はとても贅沢でした。
スパイシーな香りはほとんどありません。
コストコシュトーレンのサイズ
パッケージには、重量1kgと書かれていましたが、実際に測ってみると1,045gありました。
ちょっと得した気分。
日本に並ぶ多くのシュトーレンは、だいたい750gが大型の部類に入り、それより小さいものが多いですが、コストコのシュトーレンは巨大です。
ど~んって感じ。
値段も750gで3,000円~5,000円しますので、1,080円(税込)は安ですね!
コストコシュトーレンの食感
しっとり感が凄いです。
しっかりと目の詰まった生地で、重量感たっぷりです。
これは、その大きさからくる部分もあるかもしれません。
「パンっぽくない」食感で、なんと言うかバターの風味が強く、よーく味わうと生地は少しパサつき感があるのに、何故かそれがマイナスに感じない。
しっとり感がそれを消してくれている感じ。
フルーツやスパイス、ラム酒の量にを絶妙に調整していて、最初にフルーツソースとバター液に浸したあとにあえて少し乾燥させた感じのような食感なのです。
コストコシュトーレンの味は?
レーズンは甘めで美味しい。
スパイス風味は殆ど無いので、レーズンの甘さが目立ち、オレンジピール、ナッツの味は後ろに控えている感じ。
ナッツを控えめにすることで、日数が経っても乾燥してぱさつかない方針で作っているのかもしれません。
個人的にはナッツ類をもっとたくさんいれて欲しいと思います。
マジパンはとてもフルーティーで白あんぽい味でちょっと品のある仕上がり。
それと、砂糖を多くしすぎないことで、生地の美味しさを全面にだしていると感じます。
コストコシュトーレンの素材
カットしてみると、レーズンがたっぷり詰まってますね。
オレンジピール、レモンピール、ナッツが、少なめです。
コストコシュトーレンのカロリー
カロリーは3880calもあります。
これは、シュトーレンを楽しむなら、諦めるしかありません。
高カロリーで糖質全開の食材で作っていますから、仕方がないでしょう。
コストコシュトーレンのその他
オーベル社のシュトーレンは、購入後に切り分けてクリスマスまで食べられるように計算されて作られています。酵母の熟成にも時間をかけて丁寧に作られているので、おいしいのですよ!
まとめ
コストコのシュトーレンは買いだと思います。
しかし、スパイシーな風味、固めに仕上げたカリカリした食感が好きな方には合いません。
レーズンの味を前目に出しながら、甘さも強すぎず、弱すぎずなバランスを取っていて、ぱさついた感じもなくしっとり感はちゃんと表現してくれる。
そして、11月に買っても年明けまでも食べられるように保存期間も味も想定して作られています。
このシュトーレンが1,080円(税込)で楽しめるのはお得です。
シュトーレンをとことん楽しみたいのなら、もっと違う選択もありますが、まずはお試しするならコストコのシュトーレンは絶対オススメです。
個人的には、一本では足りず三本あると年を越せそうです。
あまりそうだったら、全部スライスして冷凍にしても食べることができます。
もっと味に拘るなら、下のシュトーレン人気ランキングをご参照下さい。
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