初節句のお返しのお作法!親戚への品物の選び方、のし紙の書き方を解説!

「初節句」は、お子様が元気に健やかに成長することを願い、それをお披露目する機会です。

節句祝いを頂いたときには、お返しする方法、タイミング、品物などを間違えると、相手の気持ちを害することがあります。

 

このコラムでは節句祝いのお返しで間違いを起こさず、上手に対応する方法をご紹介致します。

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食事会でお返しする方法


節句を祝う食事会などを催しお祝いをくださった方々をご招待することでお返しになります。
対象になる方の人数は少人数である場合は、ホームパーティー形式で開催するが良いでしょう。
お子様の写真にメッセージを添えたカードを準備し、会の終わりに皆様へお渡しすると喜ばれます。

 

親戚へお返しする金額、品物は何が良い?


事情があり食事会などに参加頂けないような場合には、頂いた祝儀の1/3~半分ほどの金額の品物をお送りします。
もらった金額よりも高額な物をお返しすると失礼に当たります。

お返しの品物は、縁起がいいのでお祝いに使われることの多い、豆や昆布が良いという考えもありますが、相手の好みもあるので、一般的な食べ物でも問題はありません。

相手が豆を好きであれば、豆を使ったお菓子などもいいでしょう。
日持ちのするクッキーやマドレーヌといったお菓子も定番です

初節句のお祝いをしてくれる方の多くは親しい身内になりますので、お返しの品を贈るときも、儀礼的ではなく、気持ちを伝える要素が大事です。

初節句のときに撮った写真を添える、赤ちゃんの近状を書いた手紙を添えるなどで、感謝の気持ちと同時に、赤ちゃんの様子が伝わる形が理想的です。

初節句のお祝いは、お返しに神経質になりすぎる必要はありません。

どんな品を返すかということよりも、感謝を伝える気持ちが大切です。
赤ちゃんを連れて遊びに行ったり、最近の様子を伝えることの方が重要です。

 

「内のし」と「外のし」どちらにする

内のし・外のしの使い分けには厳密な決まりはありませが、お渡しする状況によって、どちらがより適切かの判断基準があります。

内のし
外のし

初節句のお返しは内のしが良いです。

内のしは包装紙にのし書きが隠れるので、お渡しする時には表書きが見えないため、主に内祝いに用いられることが多いです。

初節句のお返しは、現在「返礼品」という位置づけになっていますが、本来は「自分に祝い事があったのでお裾分けします」という意味で贈るものです。

つまり、相手の慶事をお祝いする贈答品ではありません。

この考えから、控えめな表現で贈るのが良いので、内のしがおすすめなのです。

それから、宅配便で贈答品を贈る際には、配送途中にのし紙が汚れない様に内のしがよいでしょう。

外のしは贈答品をお渡しする時、表書きが先様にはっきりと見えますので、お相手の方にどんな目的で贈ったかが即座に伝わるため、結婚・出産祝いなどの相手がおめでたい時には外のしが適切です。

いつまでにお返しするのが良い?


その節句の月内にお返しをするのが、一般的なマナーになります。

◆女の子→節句(3月3日)3月中
◆男の子→節句(5月5日)5月中

お返しの「のし紙」の書き方


お返しののし紙の表書きは次の点に注意して書きます。

(1)紅白5本の蝶結びの熨斗を用意する。
(2)表書きには「内祝」または「初節句内祝」と記します。
(3)氏名はお子様のみを書く。
初節句はあくまで赤ちゃんへの祝なので、親の氏名は必要なく、お子様の氏名のみ記入します。

 

祖父母へのお返しは?


祖父母にとって孫の誕生は、何よりも嬉しいことですし、その初節句ともなるとお祝いも結構な額を頂くケースも多いです。

その場合は、何かものでお返しすると言うよりも、気持ちでお返ししましょう。
何処かに食事に行ってもいいですし、温泉などに行くなどして、その御礼の気落ちを伝えましょう。

 

写真サービス


お子様の近状を報告するには、写真付のメッセージカードが最適です。
これらを、画像データーとメッセージの文章を送ると完成した状態で納品してくれるサービスがあります。
自分で全部作ることもできますが、少しお金を払って手間を省くことも出来ます。

まとめ

初節句のお返しのマナーについて、書かせていただきました。

子育てそのものも大変な中で、初節句のお祝いや、鎧兜、雛人形、鯉のぼりの準備など色々と忙しくなります。

この手の行意は計画的に段取り良くして楽に進めたいですね。

品物を選び、注文して、のし紙に書いて届けるのなんて作業は普段はやらないので、結構大変です。

よい思い出になる節句になることをお祈りしています。

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