クリスマスシーズン前になると、どこかで耳にする「シュトーレン」という言葉。

 

それはなんなのか?と気になっている方がいるのではないかと思います。

 

シュトーレンとはドイツのクリスマスケーキみたい位置づけのお菓子パンです。

 

このコラムではこの「シュトーレン」についての、由来、美味しさ、素材などの情報をご紹介致します。


シュトーレンとはなにか?

シュトーレンとは?シュトーレンとはなにか?

 

シュトーレンはドイツで生まれた、クリスマス迄の間に毎日少しずつ食べながら楽しむ菓子パンです。

 

 

クリスマスケーキは日本の社会に完全に定着していますが、シュトーレンはまだ全然認知されていますせんが、一部のファンからは高い支持を受けています。

 

 

 

シュトーレンってどんなものなの?

シュトーレンとは?01

 

日本での発音は「シュトーレン」はドイツ語の綴では”stollen”になりますので正確には「シュトレン」と言うそうです。

 

見た目はパウンドケーキような感じです。

 

シュトーレンとは?05

日本の中では、殆どのところで「シュトーレン」を記載されていますが、ドイツ語の発音としては間違いです。

 

シュトーレンはドイツ語で「坑道」という意味があり、またその真っ白な形は白い産着に包まれた幼子イエスをイメージしているとも伝えられています。

 

↓切り口は坑道のようです。

シュトーレンとは?坑道01

 

 

シュトーレンを短く説明すると、「洋酒に溶け込んだドライフルーツやナッツが生地に練り込まれている、表面にたっぷりと砂糖がまぶされている菓子パン」です。

 

 

そのために、普通のパンやケーキとは違って、日持ちがするので1ヶ月~3ヶ月程は食べることができます。

 

 

レシピによっては、ドライフルーツ、ナッツにプラスして、「マジパン」というアーモンドと砂糖を挽いて練り合わせた甘い餡のような食感のお菓子をパンの中心部の入れているシュトーレンもあります。





シュトーレンの歴史

シュトーレンとは?歴史?

 

シュトーレンの歴史はとても古く、最初はドイツのナウルムブルクという都市で1329年に誕生しました。

 

シュトーレンとは?ナウルムブルク

 

シュトーレンは「クリスマスの贈り物」として、誕生当初から司教様に献上されていました。

 

そのような習慣があったことから、シュトーレンの形は現在でも「幼子イエス」をかたどっていると言われています。

 

シュトーレンとは?02

 

シュトーレンは、表面にたっぷりと砂糖をまぶしますが、その白い砂糖がまるで布にくるまれた幼子のイエスのように見えることから、司教様に送る献上物として相応しいとされていました。

 

シュトーレンが生まれた当初はカソリックの教えに従って、断食の時間はバターもミルクも食べることが禁じられていました。

 

それに倣って、シュトーレンも蒸麦の粉、イースト、水、菜種油のみで錬られて作られていました。

 

しかし、これではあまりにも味が美味しくなかったために、1430年ザクセンの選帝侯という人が、ローマ法王にバターの使用許可をもらいき行きましたが、もらうことが出来ませんでした。

 

ときは流れて1491年教皇イノセント8世が、教会の建設費用と引き換えに、菜種油ではなく、バターを使用してよいという許可をローマ法王からようやく引き出しました。

シュトーレンとは?ローマ法王

 

それによってやっと、美味しいシュトーレンが作られるようになりました。

 

この頃に作られたものは現代のシュトーレンに限りなく近い状態になり、中身には果物、砂糖漬けナッツをたくさん使い、「断食中の質素なパン」ではなくなり「華やかなお祝いのお菓子」へと変容を遂げました。

 

そして、1500年頃には、ドイツのドレスデンのシュトリーツェル・マルクトで「クリスマスのキリストパン」という名前でクリスマスシュトーレンが販売され始めました。

 

1730年にはドレスデンのパン屋組合が、園遊会に来場した24,000人のために1.8トンもの重さのクリスマスシュトーレンをふるまいました。

 

ドレスデンでは、12月の第1土曜日にシュトーレン祭りのパレードが催されます。

シュトーレンとは?ドレスデンパレード01

 

そのお祭りではギネスブックにも載った巨大シュトーレンが登場します。

シュトーレンとは巨大シュトーレン01

 

 

そんな長い歴史を経て、今現在でもドイツ・ドレスデンでは毎年12月に行われる「シュトレン祭り」でこのクリスマスシュトーレンがふるまわれているのです。

 

 

 

シュトーレンの食べ方

シュトーレンとは?食べ方02

 

シュトーレンは食べる期間がある!

ドイツの習慣では、クリスマスを待つ間に「シュトーレン」を少しずつスライスして食べていきます。

 

 

このクリスマスを待つというのが「アドヴェント」と行って、クリスマスイブの4週間前からイブまでの期間のことを指します。

 

アドヴェントの間に少しずつシュトーレンを食べるのが、正統派ドイツ流です。

 

日ごとにフルーツ風味などがパンへ移っていき、熟成が進んでいくシュトーレンを少しずつ味わいながら、日に日にクリスマス当日が近づいてくるのを、楽しむということなのでしょう。

 

このアドヴェントはクリスマスを迎える心の準備をする期間のことを言い、クリスマスに向けて気分を盛り上げて行くという意味を持っています。

 

クリスマスシュトーレを食べながら、楽しみながらクリスマスイブを待つ、ワクワクどきどきしながら、その期間を楽しめるというはいいですね。

 

シュトーレンの切り分け方は?

シュトーレンを中央位置から半分に切り、外側に向かって薄くスライスします。

シュトーレンとは?切り分け方と保存方法01

 

食べる分を切ったら、その切り口を合わせてラップで包みます。

 

シュトーレンとは?切り分け方と保存方法02

 

これは、毎回切った切り口を合わせることによって乾燥しないようにするためです。

 

更にその上にアルミフォイルを巻くと、良いです。

 

食べ方としては、クリスマスシュトーレンはとても崩れやすい柔らかさなので、フォークで食べるのが難しければ手づかみで食べましょう。

 

 

お好みで生クリームを添える人もいますが、伝統的な食べ方でとしては何も付けづにそのまま頂くのが正統派です。

 

 

 

シュトーレンの作り方は

シュトーレンとは?レシピ

シュトーレンの作りかた動画と、材料を上げておきます。

 

 

材料
フランスパン専用粉 200g
アーモンドプードル 50g
シナモン、ナツメグ、カルダモン
各少々(1~2振り位)
砂糖 大さじ2(20g)
塩 小さじ1(5g)
無塩バター 50g
卵黄 1個分(約20g)
牛乳 80cc
インスタントドライイースト 小さじ1(5g)

レーズン 30g
ドライイチジク 30g
ラム酒 大さじ1
バニラ 1/4本
オレンジピール 30g
レモンピール 30g
くるみ 40g
アーモンド 30g

【仕上げ用】
無塩バター 50g
グラニュー糖 30g
粉糖 50g

 

 

 

まとめ

シュトーレンとは?まとめ

 

クリスマスというイベントはもうすっかりと定番化していて、何をするのかの計画をしている方も多いと思います。

 

そのクリスマス当日までの間に「シュトーレン」を入れるのはいかがでしょうか。

 

11月の下旬からシュトーレンを作り、そこからゆっくりと食べていくことで、クリスマスがより楽しいものへとセットアップしていく時間を楽しむことが出来るでしょう。

 

その分長く楽しい時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

 

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