最近クリスマスシーズンで人気が出てきているのが、ドイツの「シュトーレン」というパンのようなお菓子です。
パン屋さんにも随分並ぶようになった、美味しくて今やクリスマススィーツとして日本でも人気が高いシュトーレンですが、そのカロリーはどの程度あるのでしょうか。
この記事では人気のシュトーレンについて、気になるカロリーや美味しい食べ方について紹介します。
目次
シュトーレンのカロリーはどれくらい?
カロリーは食パンの2倍以上もあります!
たっぷりのバター、粉砂糖、ドライフルーツ、ナッツが詰まっているシュトーレンです。
とても美味しいのですが、カロリーは高そうですよね。
シュトーレンは長期保存するためのバターや粉砂糖の影響で、カロリーは少々高めです。
100gあたりの350~500calという、高い数値が出ています!
一般的な食パンが、100g当たりで150キロカロリー前後ですので、軽く2倍を超える量になります。
だいたい一本のシュトーレンが500g~700gですので、1,750~2,500キロカロリーもある計算になります。
この比較から見ても。シュトーレンのカロリーは高めであることが分かると思います。
カロリー消費に必要な有酸素運動の時間は?
100gのシュトーレン(350キロカロリー)を消費するのに必要な有酸素運動の時間の目安は次になります。
運動別消費カロリー
- ウォーキング 150分
- ジョギング 87分
- 自転車 62分
- 掃除機 125分
- お風呂掃除 113分
- エアロビクス 75分
- ストレッチ 175分
100gのシュトーレンはスライスして4切れ程なので、ペロッと食べちゃう量です。
これを消費するには相当の運動量が必要です。
ジョギング87分はきついですね。
1切れあたり40キロカロリー
シュトーレンは薄く切った一切れを毎日少しづつ食べるのが正しい食べ方になります。
この一切れ(1センチ幅程度)でカロリー換算すると、およそ40~50calとなり、これならカロリーが気になる方でも安心ではないでしょうか。
シュトーレンは密度が濃く、パンと比較するとずっしりとした食べ物なので一切れでも結構満足はしますので、日が進むにつれて熟成が進み味わい深くもなり、どんどん美味しくなるのです。
そもそも、一気に食べちゃうものじゃなんですが、実際は美味しいと一気に半分とか食べちゃうですよね。
カロリーが高いのはなぜ?
シュトーレンはクリスマスのアドヴェント(キリスト降誕までの断食期間)に薄く切ったシュトーレンを食べるのが習わしです。
冷蔵庫がない時代に最低もで4週間持たせなければなりませんでした。
それをするために、ドライフルーツを酒と砂糖に漬け込み、マジパン(砂糖とアーモンドでできた素材)、ナッツ類、砂糖、粉砂糖、バターをたっぷりと使います。
これらの素材はすべて高カロリーですが、これらによって、バターの酸化とカビの発生を抑えてることができるのです。
長く持たせることと、美味しさを引き出すために必然的に高カロリーになってしまったということになります。
本場ドイツドレスデン流のシュトーレンは長いと数ヶ月持ちます。
シュトーレンが日持ちする要因については次のコラムで詳し解説しております。
他のスイーツとの比較
他のスイーツのカロリーと比較してみましょう。
- ショートケーキ → 365kcal(18cm型8等分 120g)
- チーズケーキ → 315kcal(18cm型8等分 90g)
- ブッシュドノエル → 415kcal(8等分 130g)
- ガトーショコラ → 275kcal(18cm型8等分 80g)
- シュトーレン → 150kcal(一切れ 40g)
こうしてみると、スイーツとシュトーレンほとんど変わりませんね。
どちらを食べてもカロリーは高いですね。
あとは、同じ300cal分食べた時の満足感はどっちが高いかでしょう。
個人的には、シュトーレン100g(350cal)はペロッと食べちゃいます。(笑)
腹持ちはしまが、食べた量にに対する満足感は少ない気がします。
シュトーレンは味が変化する!
シュトーレンは時間が経過すると、味わいも変わってきます。
中にたっぷり入れられたドライフルーツとラム酒が、時間を経て熟成されて生地にだんだんと染み込んでいくことで美味しくなるんです。
一説によればシュトーレンが一番美味しいのは、焼きあがってから2週間を過ぎてからと言われています。
それまでは少しづつ食べ続けて、その熟成具合を味わうのもシュトーレンの楽しみかの一つなのでしょう。
長期保存ができるといっても、カットした面を外気にあてたままだと、シュトーレンは乾燥しパサパサになって美味しくなくなります。
ラップに包んで密封容器に入れて、部屋の涼しい所で保存しましょう。
シュトーレンの食べ方
バターをたっぷり含んだシュトーレンは、少し暖めてあげると更に美味しくなります。
バターとドライフルーツの香りが楽しめ、一口食べれば甘みが口の中で広がります。
基本的には、そのまま食べるのが一番美味しいと思いますが、違う食べ方もあります。
(1)少し暖めてからクリームチーズを乗せて食べる
クルミなどのナッツ類がチーズが合う上に、ドライフルーツとの相性も抜群です。
(2)バターを塗り、オーブンで軽く暖めてから、クリームチーズとハチミツを縫って食べる。
この際はカロリーのことは忘れて、たっぷりと乗せて食べましょう。
バター・チーズ・ハチミツの組み合わせで、ゴージャスな味に変わります。
(3)生クリームを乗せて食べる
ナッツ類の風味と生クリームの組み合わせは抜群に美味しいです。
これらは、カロリーも美味しさに比例してかなり高めになりますが、この際はそれを忘れて楽しみましょう。
毎日少しずつ食べて楽しもう!
クリスマスまでの間、毎日少しづつ食べて楽しむシュトーレン。
一口食べるてそれが美味しいとバクバクといってしまいそうになりますが、、一気に食べるのはもったいないですね。
時間を経つことで味が変化していきますし、カロリーが多めですからチビリチビリ楽しみましょう。
日本でも11月下旬から、パン屋で販売されています。
是非クリスマスシーズンにはシュトーレンも購入して味の変化を楽しんで下さい。
まとめ
シュトーレンはカロリーが高いですが、スイーツも同じです。
シュトーレンはフルーツとナッツ類が入っているので、ビタミン、タンパク質が摂取できる分スイーツよりは良いと思います。
ただ、クリスマスの時期だけなので、気にしないで食べたいだけ食べるというのも考え方だと思います。
私は3~4本買ってしまって、期間中に全部食べちゃいます。
1本/1週間程ないと足りないです。
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